ワールドカップ後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 17:58 UTC 版)
「パウル (タコ)」の記事における「ワールドカップ後」の解説
大会終了後、パウルの下には他のサッカー関連の事項の予言や、テレビ出演などの依頼が殺到した。しかし、マダコの寿命は野生では1年から2年、飼育環境下でもおよそ3年とされており、既に2歳半と高齢のパウルは本大会後に予言活動から引退し、水族館で観客を楽しませる「本来の仕事」に戻った。 しかしロシアの記者が次期大統領の予言のためパウルを訪れ、プーチン首相とメドヴェージェフ大統領の名前を書いた2枚の紙を見せたところ、パウルが一方を触手で指した、という報道もあり、水族館の意図しないパウルの予言が行われている。 大会終了から約1ヵ月後、2018年もしくは2022年のワールドカップ招致を計画しているイングランドの招致委員会は、パウルがイングランド近海生まれであることから「大会招致アンバサダー」に任命したと発表した。 2010年10月26日、飼育されていたシー・ライフで死んでいたことが分かった。年齢は2歳9か月で、死因は老衰と見られる。シー・ライフは後継となるタコを育成しており、「パウル」と名付け同様の予想をさせるとしている。 2011年1月、パウルの功績をたたえて、シー・ライフに記念碑が設置された。参加各国の旗の書かれたサッカーボールの上にパウルが乗った像であり、パウルの遺灰が納めてある。 2011年からオーバーハウゼンのシー・ライフでは2代目のパウルの飼育を始め、この年ドイツで行なわれる2011 FIFA女子ワールドカップの予想をシー・ライフが所有する8ヵ所の水族館で飼育されるマダコに争わせ、その中で優秀な成績を修めたマダコをパウルの後継者とさせることとしている。
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