ワールドにまさかの敗戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 00:38 UTC 版)
「コベルコ神戸スティーラーズ」の記事における「ワールドにまさかの敗戦」の解説
1994年、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で関西社会人リーグの最終節が行われ、当チームは同リーグ6連覇と、公式戦通算72連勝をかけてワールドと対戦することになった。そして、この試合には上記の新加入選手も出場していたが、一方で、これまで全国社会人大会および日本選手権6連覇の中心選手であり、前年度まで3年間主将を務めてきた大西一平がこの試合の先発メンバーから外れることになり、ひいてはこのことがきっかけとなって、ちょっとした内紛状態が発生することになる。加えて当時、林敏之はほぼ引退を覚悟していた状態、またウィリアムスは故障が癒えず、それぞれ公式戦に一度も出ていなかった。平尾は後年、この年のチームの有り様について、チームにしっかりしたビジョンを見せられなかったこと、新人には練習量も少ない社会人ラグビーで『こんな楽なんだ』と勘違いさせてしまっていたことなど、後悔をにじませる言葉を述べている。 24-25でワールドに敗れ、公式戦の連勝記録は71でストップ。しかもわずか1点差の敗戦だったとはいえ、試合のペースは終始ワールドに奪われていた。この試合には、元木、吉田の加入により古巣のスタンドオフ(SO)にコンバートした平尾も出場していなかったが、全国社会人大会を迎えるにあたって、チームの内情は空中分解寸前の状態だったといえる。
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