ワイヤーツイスター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/18 04:18 UTC 版)
ワイヤーツイストプライヤー(英: Safety Wire Twist Pliers)とも呼ばれ、ボルトやナット等の緩み止め・脱落防止に使用する「ワイヤーを縒(ねじ)る」ための専用工具である。ワイヤーは切れやすい普通の針金ではなく、引っ張っても切れにくいステンレスワイヤーが良く使われる。 使用方法は、まず、少し強めにハンドルを握り込み、「カチリ」と音がしてフリーに開くようにする。締めつけたボルト・ナットに開けた横穴にステンレスワイヤーを通し、ワイヤーツイスターのプライヤ部分にワイヤー2本をくわえ、ハンドルをロックする。次に、棒状のノブ部分を持って引っ張ると、ツイスト状の芯棒が出てくる。その時、本体が時計回りにクルクル回ってワイヤーを縒ることができる。反時計回りのタイプや回転方向を切り替えできるリバーシブルタイプもある。芯棒をいっぱいまで引っ張ったら、芯棒を押し戻し(オートリターンタイプは、ノブから手を離す)、引っ張る作業を繰り返すことで綺麗な縒りが完成する。 ワイヤーツイスターのサイズは、6・9・12インチの3サイズがあり、手動ツイストタイプと、バネの力で放せば戻るオートリターンタイプがる。サーキット以外であっても、ネジのロックに限らずユーザーの工夫次第でさまざまね物の結束にも応用することができる。 アメリカ合衆国の工具メーカーであるミルバー(英語版)が、世界有数のメーカーである。その他にはアメリカのスナップオンや、日本では KTC、マルト長谷川工作所などが販売している。
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