ロームシャとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ロームシャの意味・解説 

ロームシャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 17:58 UTC 版)

東南アジア史におけるロームシャインドネシア語: romusha)とは第二次世界大戦期に日本軍が強制的に徴発した非日本人労働者。日本の支配下にあるアジア各地で徴発されてしばしば国境を越えて別の日本支配地域へと送られ、過酷な条件下で働かせられ7万人が死亡したともされる[1]。ロームシャは日本が占領した地域での道路空港鉄道の建設作業に投入された[2]。Romukyokai (「労務協会」)などの関連語もある[3]


  1. ^ a b c d e 戦後70年:数字は証言する データで見る太平洋戦争(7)アジアは一つだったのか? 帝国崩壊 死者は2000万人を超えた - 毎日新聞
  2. ^ a b c d 日記でみる日本占領時代の蘭印 ビルマ―タイ鉄道に於いて書かれた日記 2004年 Nederlands Instituut voor Oorlogsdocumentatie (オランダ戦争資料研究所)
  3. ^ a b c d e 左藤 正範 インドネシアの歴史教科書における「ロームシャ」について 東南アジア研究 32(4), 495-522, 1995-03
  4. ^ ジョン・ダワー『敗北を抱きしめて 増補版 下』p.315
  5. ^ a b 日弁連『日本の戦後補償』pp.77-80
  6. ^ 『新編日本史をみなおす 戦争と近代』p.194
  7. ^ a b 芳賀 美智雄 インドネシアにおける日本軍政の実態 -その光と影
  8. ^ a b c 芳賀美智雄 (2007年3月). “インドネシアにおける日本軍政の功罪 (13/19)” (PDF). 防衛研究所. 2020年8月4日閲覧。
  9. ^ 講演会 アジア太平洋戦争と東南アジア 後藤乾一 『外交史料館報』第 27 号(2013 年 12 月)
  10. ^ a b c 倉沢愛子 2012, p. 20.
  11. ^ a b c d e f Takuma, Melber「The Labour Recruitment of Local Inhabitants as Rōmusha in Japanese-Occupied South East Asia」『Conquerors, Employers and Arbiters: States and Shifts in Labour Relations, 1500–2000』2016年12月、165-185頁。 
  12. ^ 『ヤスクニとむきあう』「アジアから見た靖国」pp.124-134/村井吉敬
  13. ^ a b 『泰緬鉄道と日本の戦争責任』「泰緬鉄道のロームシャ問題」/村井吉敬
  14. ^ a b 歴史地理教育 (496)所収、高嶋伸欣「華僑虐殺、泰緬鉄道ロームシャの補償要求と未払い賃金問題」、1992年
  15. ^ 『岩波講座近代日本と植民地 5 (膨張する帝国の人流)』「東南アジアの「ロームシャ」 —泰緬鉄道で働いた人々—」/中原道子 pp.131-154
  16. ^ 江澤誠『「大東亜共栄圏」と幻のスマトラ鉄道』、165-169頁。 
  17. ^ a b c d e f 倉沢愛子 2012, pp. 56–87.
  18. ^ a b 倉沢愛子 2012, p. 69.
  19. ^ a b 倉沢愛子 2012, p. 30.
  20. ^ a b 倉沢愛子 2012, p. 85.
  21. ^ 『現代インドネシアを知るための60章』、「何の補償も受けられなかった「ロームシャ」と「慰安婦」たち」/倉沢愛子
  22. ^ 生還者たち(ロームシャを追って 48年目の泰緬鉄道:下) 朝日新聞夕刊1991年5月2日16ページ(編集委員 松井やより)


「ロームシャ」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ロームシャ」の関連用語

ロームシャのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ロームシャのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのロームシャ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS