ローター・システム検証/研究航空機(RSRA)
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「シコルスキー Xウイング」の記事における「ローター・システム検証/研究航空機(RSRA)」の解説
ローター・システム検証/研究航空機 ( 回転翼機構・検証/研究航空機、The Rotor Systems Research Aircraft , RSRA ) は、アメリカ航空宇宙局(NASA)とアメリカ陸軍の要求によりシコルスキー社によって、ヘリコプターの回転翼特性の飛行中の許容範囲の測定値のデータを取得するために2.5億ドルの予算を提供され開発された。 機体は、既存の シコルスキー S-61の主回転翼、同じく S-61 の“ローラー・ギアボックス”、加えて大幅な改造変更を施した シコルスキー S-67 「ブラックホーク」の機体を流用して開発された。 ローター・システム検証/研究航空機は、複合ヘリコプターとしての機体システム構成による 300ノット(560 km/h)までの速度の実験的調査を許容するために、ゼネラル・エレクトリック TF34/CF34・ターボファンエンジンと従来型ヘリコプターの標準だった操縦機能を持たない小翼ではなく、完全な操縦翼面を備えた固定翼を装備することが可能だった。この本格的な操縦翼面と当初より予定された機体設計によりこの機体は、 回転翼を取り外し、固定翼航空機として飛行可能だった。
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