レラントス戦争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/04 14:52 UTC 版)
レラントス戦争(レラントスせんそう、希:Ληλάντιος πόλεμος、英:Lelantine War)は、ギリシアのエウボイア島を舞台として、紀元前710~650年頃に行われたカルキスとエレトリアの戦争。エウボイア島の肥沃なレラントス平野を巡って勃発したとされ、カルキス側が勝利したが、この大規模な戦争によってエウボイア島は疲弊し、衰退を引き起こすこととなった。カルキスとエレトリアは当時経済的に重要なポリスであったため、この戦争は多くの他ポリスを巻き込み、古代ギリシア中を二分した。歴史家トュキディデスによれば、トロイア戦争とペルシア戦争の間において、レラントス戦争は多数のポリスを参戦させた唯一の大戦であった。
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- ^ Plutarch, Solon 7–10.
- ^ Camp, John McK., II (1979). "A Drought in the Late Eighth Century B. C". Hesperia 48 (4): 397–411.
- ^ V. Parker: Untersuchungen zum Lelantischen Krieg, Stuttgart 1997.
- ^ Klaus Tausend: „Der Lelantische Krieg – ein Mythos?“, in: Klio 69, 1987, p. 499–514, esp. p. 513f.
- ^ Bradeen, D. W. (1947). "The Lelantine War and Pheidon of Argos". Transactions of the American Philological Association 78: 223–241.
- ^ Pausanias I 44.1
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- ^ M.R. Popham & L.H. Sackett: Lefkandi 1: The Iron Age, London 1980.
- ^ Mattingly, H. B. (1961). "Athens and Euboea". Journal of Hellenic Studies 81: 124–132.
- 1 レラントス戦争とは
- 2 レラントス戦争の概要
- 3 結果
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