レベニュー‐シェアリング【revenue sharing】
読み方:れべにゅーしぇありんぐ
レベニュー・シェアリング
【英】: revenue sharing
国連海洋法条約では、領海基線から 200 海里を超える沿岸国の大陸棚を認めたが、このような大陸棚で鉱物資源の開発を行った場合、当該沿岸国は国際海底機構を通じて条約締約国に支払または現物による拠出を行わなければならない。これがレベニュー・シェアリングであるが、生産開始後 5 年間は免除され、6 年目に当該鉱区の生産価格または生産量の 1 %を支払いまたは拠出し、以後 12 年目まで毎年 1 %ずつ増加する。13 年目からは 7 %に固定される。ここにいう生産には、開発に関連して使用された資源は含まれない。また開発途上国が自国の大陸棚から生産される鉱物資源の純輸入国である場合には当該資源について支払または拠出を免除される。上に述べた鉱物資源は主として石油・天然ガスを事実上指すものと考えられるが、将来の問題として熱水性金属鉱床、多金属性団塊(いわゆるマンガン団塊)などが該当する可能性はある。国際海底機構の管理下にある深海底で多金属性団塊が生産される場合には、生産者は生産賦課金と純収益金の両者または前者のみを支払わなければならない。(→国際海底機構、大陸棚、深海底) |

レベニュー・シェアリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/17 01:28 UTC 版)
レベニュー・シェアリング(Revenue sharing) は、アメリカ合衆国のプロアメリカンフットボールリーグであるNFLにおいて、リーグの利益を分配する制度である。NFL所属チームの運営の根幹となるシステムで、これによりフランチャイズの所在する都市の規模(潜在的なファンの数)に左右されないチーム運営が可能となっている。
NFLでは以下の収益をリーグ全体でプールし、リーグに所属する全チームに均等に分配している。収益を公開している唯一のチームであるグリーンベイ・パッカーズによれば、2015年のリーグからの分配金は2億2600万ドルとなり、全収入に占める分配金の割合は約60%である[1]。他チームも同額の分配金を受け取るが、収支の詳細は明らかではない。
- テレビ放映権料
- レギュラーシーズンおよびポストシーズン全試合の放映権料は、全てリーグ全体の売上げとしてプールされる。プレシーズンゲームのうち、全国放送されない試合の放映権だけは各チームが販売する。
- 入場料収入
- グッズ売上げ
- NFLおよび各チームの販売するグッズの版権料収入は全てリーグ全体の売上げとしてプールされる。
- スポンサー収入
- NFL全体と契約するスポンサーからの収入は全てリーグ全体の売上げとしてプールされる[3]。命名権など、各チームが契約するスポンサーからの収入は全てチームの収入となる。
ホームチームは入場料収入の60%、ローカルスポンサー収入、そして駐車料金や売店の収入などをスタジアムと分割して得る。
脚注
- ^ a b [1]
- ^ 2011年までは、特別席の収入は全額ホームチームの収入であった。https://abcnews.go.com/Business/luxury-suites-rule-professional-sports-revenue/story?id=15512780
- ^ [2]
参考リンク
- “NFL JAPAN.COM 観戦ガイド レベニューシェアリング”. NFL JAPAN.COM. 2015年1月25日閲覧。
関連項目
レベニュー・シェアリングと同じ種類の言葉
- レベニュー・シェアリングのページへのリンク