レスラーとしての評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:57 UTC 版)
「ジャイアント馬場」の記事における「レスラーとしての評価」の解説
試合運びはアメリカン・スタイルにのっとったもので、常に基本に忠実なものであった。佐藤昭雄によると、猪木と異なりギブアップ技を持たない(嫌う)とされており、フィニッシュまでの流れがあって勝負がつくというのが馬場のプロレスであった。余程のことがない限り奇を衒ったことはしない。ただし不測の事態(対戦相手が掟破りの攻撃を仕掛けた場合など)においてはいわゆるシュートと言われる技術で対応する。アメリカ武者修行時代にフレッド・アトキンスに師事し、関節技のノウハウを教わっていた。 ザ・グレート・カブキは馬場について、試合の組み立て、運動能力、スタミナ、スピードなど全てを兼ね備えた万能のプロレスラーであり、「プロレスラーとしては最高」、「猪木さんと馬場さんでは差があったよ。モノが違った」と語っており、またシュート(真剣勝負)でも強かったと回想している。一方ビル・ロビンソンは「十回やれば九回は私が勝つだろう」と語っている。また、上田馬之助も「(若手時代に)オヤジ(力道山)の命令で、猪木さん、大木さんと馬場さんがガチンコの巴戦をやることになったら、馬場さんがまず脱落し、猪木さんと大木さんは決着がつかなかった」「(BI砲の時代には)シュートでは猪木さん以外は(馬場も含めて)私に勝てなくなっていた」と述懐している。
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