ル クペロン ラプソディー

品種登録データベース

ル クペロン ラプソディー【ﾙ ｸﾍﾟﾛﾝ ﾗﾌﾟｿﾃﾞｨｰ】（草花類）

	登録番号	第14501号
	登録年月日	2006年 8月 22日
	農林水産植物の種類	オドントグロッサム
	登録品種の名称及びその読み	ル　クペロン　ラプソディー 　よみ：ﾙ ｸﾍﾟﾛﾝ ﾗﾌﾟｿﾃﾞｨｰ
	品種登録の有効期限	25 年
	育成者権の消滅日
	品種登録者の名称	株式会社ニチレイ
	品種登録者の住所	東京都中央区築地六丁目１９番２０号
登録品種の育成をした者の氏名	逆井肇
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は、Oda.「Joe's Drum」にOda.「Pescalo」を交配して育成されたものであり、花はセパルが淡紫ピンクの地色に赤紫色の覆輪及び内斑＋点斑、ペタルが淡紫ピンクの地色に赤紫色の覆輪及び鮮赤紫色の内斑＋点斑、リップは淡紫ピンクの地色に赤紫色のまだら斑及びぼかしが入るやや大型種である。株の大きさはやや大、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面の形は卵形、平面の形は長楕円形、溝の有無は無、高さは81～100㎜、長径は41～50㎜である。葉の正面の形は倒披針形、横断面の形はⅣ型、向きは斜上、長さは中、幅は広、表面の色は暗黄緑、上位葉数は２枚、下位葉数は４枚である。花序の型は総状、再開花性は無、長さは中、幅はやや狭、花数はやや少、花茎の抽出方向は斜上、強さは強、花型は平咲き、距の有無は無、花の横径及び縦径はやや大である。ドーサル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鋭形、ねじれは無、長さはやや短、幅は中、ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、ねじれは無、長さはやや短、幅はやや狭、ペタル正面の形は広卵形、先端の形は突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有である。リップ中央裂片の正面の形は長方形、側裂片の明確度は不明確、先端の形は銀杏形、長さはやや短、幅はやや狭である。花色はセパルは淡紫ピンク（JHS カラーチャート8902）の地色に赤紫（同9214）の覆輪及び赤紫（同9508）の内斑+点斑、ペタルは淡紫ピンク（同8902）の地色に赤紫（同9214）の覆輪及び鮮赤紫（同9208）の内斑＋点斑、リップは淡紫ピンク（同8902）の地色に赤紫（同9508）のまだら斑及び赤紫（同9214）のぼかしが入る。花の香りは無、開花期は冬である。「マリーノエル　ベラノ」と比較して、セパルに赤紫色の覆輪及び内斑＋点斑が入ること、リップの模様がまだら斑及びぼかしであること等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成６年にOda.「Joe's Drum」にOda.「Pescalo」を交配した実生苗を購入し、９年に出願者の温室（長野県諏訪郡富士見町）において、開花した株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。