ルシオールとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 工学 > 大車林 > ルシオールの意味・解説 

ルシオール(高性能電気自動車)

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ルシオール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 23:04 UTC 版)

ルシオール(LUCIOLE)とは、国立環境研究所などが中心となり民間企業13社と共同で開発し、1997年に発表された電気自動車である。

「ルシオール」とはフランス語ホタルを意味する。車体のデザインから名づけられた。

概要

ルシオール
概要
製造期間 1997年
ボディ
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア クーペ タンデム2シーター
駆動方式 インホイール後輪駆動
パワートレイン
モーター DCブラシレスモーター 36kW×2(98PS)/77N・m
サスペンション
ダブルウィッシュボーン式
車両寸法
全長 3295mm
全幅 1200mm
全高 1335mm
車両重量 910kg
その他
最高速度 150km/h
バッテリー 密閉式鉛蓄電池
テンプレートを表示

環境エネルギー・事故・渋滞という、現代の自動車が抱えている問題を解決すべく開発された。ルシオールは従来の電気自動車の性能を超えるため、ゼロから車体の開発が行われ、随所に最新の技術が施されている。

ルシオールは全長3300mmの軽自動車である。車体はダイハツ工業製で、スタイリングは空気抵抗を減らすため、流線型クーペとなっている。2ドアで、室内空間確保と側面衝突時の衝撃緩和空間を設けるため、タンデム2シーターのレイアウトとなっている。

ルシオールは床下にバッテリーを収納する「バッテリービルトイン式フレーム」を採用。高い室内空間を確保し、かつ低重心化により高い安定性と運動性能を実現した。ルーフとリアスポイラーには補助電力として多結晶太陽電池を搭載している。ヘッドライトにはHIDランプ、ストップランプにはLEDを採用し、消費電力の削減を図った。

ルシオールは1つあたり出力36kWの直流ブラシレスモーターを動力源としている。後輪2つにインホイールドライブ方式(ホイールの内側にモーターを備える方式)で搭載している。最高速度は150km/h、0-400m加速は17.9秒となっている。また、10:15モード走行時の燃費はガソリン自動車換算でリッターあたり50kmと、低燃費を実現している。

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ルシオール」の関連用語

ルシオールのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ルシオールのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのルシオール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS