ルシオール(高性能電気自動車)
1996年に発表された小型であるが、きわめて高性能、安全、快適、低燃費なクルマの実現を狙いとして、国立環境研究所を中心に関連企業を加えた「エコビークルプロジェクト」が試作した高性能超小型電気自動車。当時としては新しい技術を用いて、最初から電気自動車として設計されたタンデム方式(縦列乗車)2人乗り乗用EVで、その翌年から発表されたe-com、Hyper-mini、City-palなど2人乗りコミューターEVの先駆となった象徴的クルマ。当時の新技術としては、フロア兼用のバッテリービルトイン式フレーム構造のボディにインホイールモーター方式を採用し、省エネのためのディスチャージ式ヘッドランプ、LEDストップランプ、太陽電池ビルトインスポイラーなどが装備されている。車名Lucioleは蛍の意。
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