リード種目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 18:05 UTC 版)
「スポーツクライミング」の記事における「リード種目」の解説
12m以上の高さをもつオーバーハングした壁を、命綱であるロープで確保された状態で登る競技。予選・準決勝(定員26名)・決勝(定員8名)の3ラウンドからなる。選手は各ラウンドにおいて1本のルートを1度だけオンサイトでトライ(アテンプト)する。アテンプト中たった一度でも墜落したり反則行為があったりした場合や制限時間を超過した場合にはその時点で競技中止となり、それまでに達した最高到達点がその選手の成績となる。競技時間数分の中で力を限界まで絞り出すところとむしろ軽く流すところ、そしてあえて進まないで休むところなどの見極めが必要となる、頭と身体を使う競技である。 リードクライミングのリスク 墜落した際、古いボルトが破断して大墜落になる。 恐怖心からボルトハンガーをホールドに使い、ちょうどその時墜落して、加重が指にかかり、指を負傷する。最悪切断の怖れもある。 埋め込みアンカーの突出部分とハンガー、カラビナが干渉してテコの原理が働き、カラビナが破断して、大墜落する。 横になったハンガーにクリップし、その後クライマーの動きによってカラビナ(クイックドロー)が動き、ハンガーから脱落する。 2つめボルトへのクリップに失敗して落ちると、特に「手繰り落ち」ではなくとも地面まで落ちてしまう、いわゆる「2ピン目が遠い」ルートも存在する。
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