リモートアクセスフレームワーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 01:11 UTC 版)
「Spring Framework」の記事における「リモートアクセスフレームワーク」の解説
Spring のリモートアクセスフレームワークは、Javaプラットフォーム上で利用可能なRPCベースの各種技術についての抽象化であり、クライアント接続とサーバ間のオブジェクトのエクスポートの両方で利用できる。その中でも最重要な機能は、Inversion of Control と AOP との組合せで、それら技術のコンフィギュレーションと利用を可能な限り容易にしている点である。 このフレームワークはまた、障害リカバリ(接続障害後の自動再接続)と、クライアント側での EJB 遠隔ステートレスセッション Bean のための最適化も提供している。 Spring は以下のようなプロトコルおよび他の製品との接続をサポートしている。 HTTPベースのプロトコルHessian: バイナリ方式のシリアライズプロトコル。オープンソース。 RMI (1): RMI 基盤を使ってメソッド呼び出しする。ただし Spring 固有の方式。 RMI (2): RMI を使ってメソッド呼び出しする。通常のRMIのインタフェースに準拠。 RMI-IIOP (CORBA): RMI-IIOP/CORBA を使ったメソッド呼び出し。 Enterprise JavaBeans クライアント接続ローカルなEJBステートレスセッション Bean の接続: ローカルなステートレスセッション Bean と接続する。 リモートのステートレスセッション Bean の接続: リモートのステートレスセッション Bean と接続する。 SOAPApache Axis Webサービスフレームワークとの連携。 XFire SOAPフレームワークは Spring Framework と連携し、サーバ上のオブジェクトをRPCスタイルでエクスポートする機能を提供する。 Spring のリモートアクセスフレームワークがサポートするRPCスタイルのプロトコルや製品について、クライアントもサーバも設定を Spring Core コンテナで行うことができる(Apache Axis は除く)。 代替のオープンソース実装として Cluster4Spring がある。これは一対一、一対多、動的サービス発見など、各種構成をサポートすることを意図したものである。
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