ラテン語とロマンス語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/28 08:34 UTC 版)
ラテン語では未来時制が動詞の活用形として存在する(完了形と未完了形に分かれる)。ラテン語から派生したロマンス語にも未来時制があるが、ラテン語の未来形がそのまま残ったわけではない。俗ラテン語では動詞の不定形の後に所有動詞habereの活用形をつけた形(形式上は英語で義務を表す"have to"に当たる)が発達し、ロマンス語(ルーマニア語などを除く)ではhabere部分が接尾辞化して未来語尾となった。同様にhabereの過去形または完了形が過去未来(条件法)語尾となった。
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ラテン語とロマンス語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 20:56 UTC 版)
ラテン語の動詞では各時制に対して未完了形と完了形の区別があり、過去のことであっても継続・反復的ならば未完了過去形、完結的ならば完了現在形を用いるという区別がある。この区別はラテン語から派生したロマンス語(フランス語・スペイン語など)にも引き継がれ、ラテン語の完了現在形はロマンス語の単純過去(遠過去)形(フランス語版、イタリア語版)に、未完了過去形は半過去形・線過去形になっている。また助動詞と過去分詞を用いる完了形が発達し、現在完了形が複合過去・近過去などとも呼ばれて過去の意味に用いられている。
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