ライヴ・イン・デトロイト、MI_1971とは? わかりやすく解説

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ライヴ・イン・デトロイト、MI 1971

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/23 15:15 UTC 版)

キング・クリムゾン > キング・クリムゾンの作品 > ライヴ・イン・デトロイト、MI 1971
『ライヴ・イン・デトロイト、MI 1971』
キング・クリムゾン・コレクターズ・クラブライブ・アルバム
リリース
録音
ジャンル プログレッシブ・ロック
時間
レーベル ディシプリン・グローバル・モービル
プロデュース
  • デヴィッド・シングルトン
  • アレックス・マンディ
専門評論家によるレビュー
AllMusic Rating link
キング・クリムゾン・コレクターズ・クラブ アルバム 年表
  • ProjeKct Two - Live in Northampton, MA 1998
  • (2001年 (2001)
  • ライヴ・イン・デトロイト、MI 1971
  • (2001年 (2001)
  • Live in Nashville, TN 2001
  • (2002年 (2002)
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ライヴ・イン・デトロイト、MI 1971』(Live in Detroit, MI 1971)は、キング・クリムゾン・コレクターズ・クラブ(KCCC)が2001年に発売した2枚組CD。イングランドロックバンドであるキング・クリムゾンが1971年に行なったアメリカ・ツアーのライヴ・アルバムで、同クラブの通算18作目[注釈 1]である。

解説

1971年、キング・クリムゾンはロバート・フリップピート・シンフィールドメル・コリンズ、新メンバーのボズ・バレルイアン・ウォーレスの顔ぶれで、4月12日にフランクフルトのズーム・クラブで初舞台に立った[注釈 2]後、5月11日から6月2日まで国内ツアーを行なった。7月には新作アルバムの制作を開始し、8月9日からは並行して国内ツアーを再開。10月30日に同ツアーを終えると11月にアルバム『アイランズ』を発表し、同月10日から12月11日までカナダ・アメリカ・ツアーを行なった。

本作には11月13日のデトロイト公演[注釈 3][1]が収録された。全10曲の内訳は以下のとおり。

共同プロデューサーのデヴィッド・シングルトンは、以下の3点を指摘している。

  • 「レディース・オブ・ザ・ロード」の紹介が欠如
  • テープ交換の為に「グルーン」の中間部に途切れあり
  • 「レディ・オブ・ザ・ダンシング・ウォーター」は不完全な断片
アンコールを求める歓声が聞こえる楽屋で我々は計画を立てた。人々が「エピタフ」や「宮殿」の曲名を叫ぶ声にうんざりして反撃した。「『クリムゾン・キングの宮殿』を聴きたいんだな。じゃあこれでもくらえ」。次は「B.B.キングの宮殿」とでも呼べそうな、お馴染みの曲の面白いヴァージョンだ。彼等にはわかっただろうか。私には疑わしい。
イアン・ウォーレスによるライナーノーツの抄訳

収録曲

邦題は日本盤CDに準拠[2]

Disc One
# タイトル 作詞・作曲 オリジナル 時間
1. 「冷たい街の情景 Picture of a City」 Robert Fripp, Pete Sinfield ポセイドンのめざめ』(1970年)
2. 「フォーメンテラ・レディ Formentera Lady」 Fripp, Sinfield アイランズ』(1971年)
3. 「セイラーズ・テイル The Sailer's Tale」 Fripp(インストゥルメンタル) 『アイランズ』
4. 「サーカス Cirkus」 Fripp, Sinfield リザード』(1970年)
5. 「レディース・オブ・ザ・ロード Ladies of the Road」 Fripp, Sinfield 『アイランズ』
6. 「グルーン Groon」 Fripp(インストゥルメンタル) シングル『キャット・フード』B面(1970年)
合計時間:
Disc Two
# タイトル 作詞・作曲 オリジナル 時間
1. 21世紀のスキッツォイド・マン 21st Century Schizoid Man」 Fripp, Greg Lake, Ian McDonald, Michael Giles, Sinfield クリムゾン・キングの宮殿』(1969年)
2. マーズ Mars」 Holst (arr. Fripp, Mel Collins, Boz Burrell, Ian Wallace)(インストゥルメンタル) ホルスト作曲、組曲『惑星』(初演1918年)
3. クリムゾン・キングの宮殿 In the Court of the Crimson King」 McDonald, Sinfield 『クリムゾン・キングの宮殿』
4. 「レディ・オブ・ザ・ダンシング・ウォーター Lady of the Dancing Water」(incomplete) Fripp, Sinfield 『リザート』
合計時間:

ミュージシャン

脚注

注釈

  1. ^ D.G.M. Collector's Club Number 18, CLUB18
  2. ^ ズーム・クラブでの公演は12日から4日連続で行なわれた。CDボックス"Sailors' Tales (1970–1972)"(2017年)に収録。
  3. ^ ジャケットと添付ブックレットには12月13日と記されているが、誤りである。
  4. ^ オリジナル・メンバーによる1969年のステージで取り上げられた。

出典

  1. ^ Smith (2019), p. 491.
  2. ^ Discogs”. 2025年7月16日閲覧。

引用文献

  • Smith, Sid (2019). In the Court of King Crimson: An Observation over Fifty Years. Panegyric. ISBN 978-1916153004 



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