ライヴ・アット・ザ・マーキー 1971
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/23 15:29 UTC 版)
『ライヴ・アット・ザ・マーキー 1971』 | ||||
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キング・クリムゾン・コレクターズ・クラブ の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
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ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ディシプリン・グローバル・モービル | |||
プロデュース |
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キング・クリムゾン・コレクターズ・クラブ アルバム 年表 | ||||
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『ライヴ・アット・ザ・マーキー 1971』(Live at the Marquee 1971)は、キング・クリムゾン・コレクターズ・クラブ(KCCC)が2001年に発売した2枚組CD。イングランドのロック・バンドであるキング・クリムゾンが1971年に行なった国内ツアーのライヴ・アルバムで、同クラブの通算46作目[注釈 1]である。
解説
1971年、キング・クリムゾンはロバート・フリップ、ピート・シンフィールド、メル・コリンズ、新メンバーのボズ・バレルとイアン・ウォーレスの顔ぶれで、4月12日にフランクフルトのズーム・クラブで初舞台に立った[注釈 2]後、5月11日から6月2日まで国内ツアーを行なった。7月には新作アルバムの制作を開始し、8月9日から10月30日まで並行して再び国内ツアーを行なった。
本作には8月10日のマーキー・クラブでの公演[1]が収録された。フリップのアナウンスメントを除いた9曲の内訳は以下のとおり。
- 『クリムゾン・キングの宮殿』(1969年)から1曲
- 『ポセイドンのめざめ』(1970年)から2曲
- 『リザード』(1970年)から1曲
- 『アイランズ』(1971年)から4曲[注釈 3]
- 未発表曲が1曲
'Improv'と題されたインストゥルメンタルは、「制作中の新作アルバム[注釈 4]に収録される予定」というフリップの紹介に続いて演奏され、冒頭と終結部には「太陽と戦慄 パートI」(1973年)と「人々の嘆き」(1974年)の断片が含まれる[1][注釈 5][2]。
収録曲
# | タイトル | 作詞・作曲 | オリジナル | 時間 |
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1. | 「冷たい街の情景 Picture of a City」 | Robert Fripp, Pete Sinfield | 『ポセイドンのめざめ』(1970年) | |
2. | 「フォーメンテラ・レディ Formentera Lady」 | Fripp, Sinfield | 『アイランズ』(1971年) | |
3. | 「船乗りの話 The Sailer's Tale」 | Fripp(インストゥルメンタル) | 『アイランズ』 | |
4. | 「サーカス Cirkus」 | Fripp, Sinfield | 『リザード』(1970年) | |
5. | 「レターズ The Letters」 | Fripp, Sinfield | 『アイランズ』 | |
6. | 「ケイデンスとカスケイド Cadence and Cascade」 | Fripp, Sinfield | 『アイランズ』 | |
合計時間:
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# | タイトル | 作詞・作曲 | オリジナル | 時間 |
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1. | 「Improv」 | Fripp, Mel Collins, Boz Burrell, Ian Wallace(インストゥルメンタル) | ||
2. | 「レディース・オブ・ザ・ロード Ladies of the Road」 | Fripp, Sinfield | 『アイランズ』 | |
3. | 「RF Announcement」 | |||
4. | 「21世紀のスキッツォイド・マン 21st Century Schizoid Man」 | Fripp, Greg Lake, Ian McDonald, Michael Giles, Sinfield | 『クリムゾン・キングの宮殿』(1969年) | |
合計時間:
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ミュージシャン
- ロバート・フリップ Robert Fripp – ギター、メロトロン
- メル・コリンズ Mell Collins – サクソフォーン、フルート、メロトロン
- ボズ・バレル Boz Burrell – ベース、リード・ヴォーカル
- イアン・ウォーレス Ian Wallace – ドラムス、ヴォーカル
- ピート・シンフィールド Peter Sinfield – 歌詞、音響、視覚効果
脚注
注釈
- ^ D.G.M. Collector's Club Number 46, CLUB46
- ^ ズーム・クラブでの公演は12日から4日連続で行なわれた。CDボックス"Sailors' Tales (1970–1972)"(2017年)に収録。
- ^ 同アルバムが発表されたのは同年の11月で、この4曲は当日は未発表だった。
- ^ 「アルバム名は『アイランズ』になるだろう」とのこと。
- ^ 本コンサートの約一週間前の8月2日にロンドンのコマンド・スタジオで録音されたが、『アイランズ』には収録されなかった。同アルバムの40周年記念盤(2010年)にボーナストラックとして、'A Peacemaking Stint Unrolls'の題で収録された。
出典
- ^ a b Smith (2019), p. 487.
- ^ “www.dgmlive.com”. 2025年7月20日閲覧。
引用文献
- Smith, Sid (2019). In the Court of King Crimson: An Observation over Fifty Years. Panegyric. ISBN 978-1916153004
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