ライトプレーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 13:23 UTC 版)
「フリーフライト (模型航空)」の記事における「ライトプレーン」の解説
ライトプレーンは、一定の形式の小型ゴム動力模型飛行機を指す。 戦前~戦中にかけて、模型飛行機の教育が小学校・国民学校で正課として行われ、その教材として「ライトプレーン」が使われた。 この教材機の形状は、1本の棒材(ヒノキ)の胴体の外側に動力ゴムを装備し、翼は竹ひごを縁(ふち)にして、キリ板のリブで前後縁を繋いだ、片面紙張りであった。 教材機は学科として全学童によって製作されたから、機数は膨大であり、一般に与えるイメージとして極めて強力であった。そのために、上記のような形式のゴム動力飛行機に、「ライトプレーン」と言う呼称が定着した。 日本模型航空連盟(J.M.A.)や、その前身の日本模型飛行機競技連盟(M.A.F.J.)が制定した戦後の公式競技規定の上では、「ライトプレーン」の語句は使われず、単に「A級」と呼ばれた。 いわゆる「ライトプレーン」に相当するA級の競技の出場機の多くは、前項の形式のものであったが、規定上で定められた条件は 「 全長500mm以下で動力ゴムが外側に露出している 」 ゴム動力模型飛行機である。 翼の構造については規定をしていないため、従来の竹ひご構造のほか、大型機で使うようなバルサ材組み立の厚さを持つ翼(両面翼)や、スチレン材の削り出し翼、スチレンペーパー翼など、自由である。 胴体の構造や材質も、特に定めが無いために、組立て式の中空箱型断面のもの、薄板を巻いたパイプ胴、更にはカーボン材のパイプ胴(釣竿)なども使われている。
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「ライトプレーン」の例文・使い方・用例・文例
- ウルトラライトプレーンを安全に飛ばす
- ウルトラライトプレーン(ULP)の事故がこのところ懸(け)念(ねん)されている。
- ライトプレーンのページへのリンク