ユモレスク集とは? わかりやすく解説

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グリーグ:ユモレスク集

英語表記/番号出版情報
グリーグ:ユモレスク集Humoresker  Op.6作曲年1865年  出版年1865年  初版出版地/出版社: Horneman & Erslev 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 テンポ・ディ・ヴァルス Tempo di valse3分00 No Image
2 テンポ・ディ・メヌエット・エド・エネルジコ Tempo di menuetto ed energico2分30秒 No Image
3 アレグレット・コン・グラツィア Allegretto con grazia2分30秒 No Image
4 アレグロ・アラ・ブルラ Allegro alla burla3分30秒 No Image

作品解説

2007年11月 執筆者: 齊藤 紀子

 1865年作曲された。4つの曲により構成された曲集である。ノルウェー熱狂的な民族主義者ノルドローク(1842-1866)に捧げられている。ノルドロークは、ノルウェー国家作曲者であるが、23歳夭折している。グリーグは、《人々情景 作品19》を、時折ユモレスク呼んでいる。
 第1曲目、テンポ・ディ・ヴァルス。しかし、マズルカをも思わせる作品である。
 第2曲目は、テンポ・ディ・メヌエット・エ・エネルギコ。この曲は、イ短調嬰ト短調2つの版があるが、オリジナル嬰ト短調である。この曲における「メヌエット」は、古典的なメヌエットではなくサガ中世北欧から伝わる散文物語)と関連付けられるものと考えられる。この曲のテーマは、民謡の「男にはみな足があった」からとられており、グリーグは、このメロディー巧妙に展開している。
 第3曲目は、アッレグレット・コン・グラツィア。この《ユモレスク》の曲集の中で、最も演奏される機会の多い作品である。所々挿入され休符活かしたフレージング求められる
 第4曲目のアレグロ・アッラ・ブルラは、清々しさでもってこの曲集を締めくくる中間部からは、愛らしさ見られ半音階富んだヘミオラなど、趣向凝らされている。

Edvard Grieg “Klavierwerke 2” C. F. Peters 2000




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