グリーグ:ユモレスク集
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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グリーグ:ユモレスク集 | Humoresker Op.6 | 作曲年: 1865年 出版年: 1865年 初版出版地/出版社: Horneman & Erslev |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | テンポ・ディ・ヴァルス Tempo di valse | 3分00秒 | No Image |
2 | テンポ・ディ・メヌエット・エド・エネルジコ Tempo di menuetto ed energico | 2分30秒 | No Image |
3 | アレグレット・コン・グラツィア Allegretto con grazia | 2分30秒 | No Image |
4 | アレグロ・アラ・ブルラ Allegro alla burla | 3分30秒 | No Image |
作品解説
1865年に作曲された。4つの曲により構成された曲集である。ノルウェーの熱狂的な民族主義者、ノルドローク(1842-1866)に捧げられている。ノルドロークは、ノルウェーの国家の作曲者であるが、23歳で夭折している。グリーグは、《人々の情景 作品19》を、時折ユモレスクと呼んでいる。
第1曲目、テンポ・ディ・ヴァルス。しかし、マズルカをも思わせる作品である。
第2曲目は、テンポ・ディ・メヌエット・エ・エネルギコ。この曲は、イ短調と嬰ト短調の2つの版があるが、オリジナルは嬰ト短調である。この曲における「メヌエット」は、古典的なメヌエットではなく、サガ(中世の北欧から伝わる散文物語)と関連付けられるものと考えられる。この曲のテーマは、民謡の「男にはみな足があった」からとられており、グリーグは、このメロディーを巧妙に展開している。
第3曲目は、アッレグレット・コン・グラツィア。この《ユモレスク》の曲集の中で、最も演奏される機会の多い作品である。所々に挿入された休符を活かしたフレージングが求められる。
第4曲目のアレグロ・アッラ・ブルラは、清々しさでもってこの曲集を締めくくる。中間部からは、愛らしさも見られ、半音階に富んだヘミオラなど、趣向が凝らされている。
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