モノクローム絵画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/11 08:04 UTC 版)
クラインは1948年からモノクローム(単色)のみによる絵画作品の制作に取り組み始めた。オレンジや金、ピンク、青などの色を用いて創られたそれらのモノクローム絵画は、作品ごとに画面が平坦か凹凸があるか、明るさによるグラデーションがあるかそのようなグラデーションのない全くの斉一な一色かの違いはあるものの、一作において一色のみを画面全体に塗るという方針では一貫している。もっともクラインのそのような方針はなかなか理解されず、1955年にはオレンジのモノクローム絵画を展覧会に出品しようとして拒否されている。後述のインターナショナル・クライン・ブルーによってもモノクローム絵画の制作は行われた。単色にこだわるクラインの姿勢は、のちの『人体測定』シリーズにおける単色の色使いにも及んでいる。
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