モスラー・オートモティブの分離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 21:35 UTC 版)
「モスラー・オートモティブ」の記事における「モスラー・オートモティブの分離」の解説
1993年、コンスライアー・インダストリーズはその自動車部門をモスラー・オートモティブとして分離した。彼らは新しく出力300hpのGM LT1エンジンを搭載するGTPの改良版、イントルーダーを販売した。1993年及び1994年にイントルーダーはネルソン・レッジズ24時間レースに参加し、2年連続で勝利した。しかし以降はレースへの出場を禁止された。また、1996年にはリンゲンフェルター・パフォーマンス・エンジニアリングによって改造された出力450hpのイントルーダーが、カー・アンド・ドライバー誌主催の「ワンラップ・オブ・アメリカ」で優勝した。 1997年にイントルーダーは新たに空気抵抗を低減させるV字型のフロントガラスを与えられ、ラプターと改称された。この車は1997年と1999年のワンラップ・オブ・アメリカで優勝している。1997年のマシンは重量2773lb(約1258kg)、チューンされた6.3LV8エンジンを搭載していた。 2001年、完全な新型モデルであMT900が発表された。このカーボンファイバー製シャシーを持つスーパーカーはシーメンスのデザインソフトウェアによって設計され、出力350hpのGM LS1エンジンをミッドシップに搭載していた。MT900Sの初期のプロトタイプは製品モデルより390lb(約177kg)重く出力も65hp低かったが、0-60mph加速は3.5秒であり、静止状態から0.25マイルを12.0秒で走り抜けた。その後改良を重ねた2005年のMT900Sはシボレー・コルベットZ06に由来するLS6エンジンを搭載し、435hpの出力を発揮した。また重量は2500lb(約1136kg)であった。「フォトン」モデルにはヒューランド製トランスミッション、薄壁サブフレーム、BBS製マグネシウムホイール、チタン製スプリング、カーボンファイバー製のシートが装備され、車重は1980lb(900kg)まで減らされた。 またMT900のレース仕様であるMT900Rも発表されており、2003年のデイトナ24時間レースにおいてクラス優勝を果たしている。ヨーロッパにおいてもMT900Rは活躍し、イギリスGT選手権、FIA GT ツーリスト・トロフィーレース、ブリットカーシリーズ、スペインGT選手権などで勝利を挙げた。
※この「モスラー・オートモティブの分離」の解説は、「モスラー・オートモティブ」の解説の一部です。
「モスラー・オートモティブの分離」を含む「モスラー・オートモティブ」の記事については、「モスラー・オートモティブ」の概要を参照ください。
- モスラー・オートモティブの分離のページへのリンク