メディアにおける批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 05:29 UTC 版)
「マザー・テレサに対する批判」の記事における「メディアにおける批判」の解説
インド生まれでイギリスに移住した医師で作家のアロー・チャタジー (Arup Chatterjee) は、マザー・テレサの施設で短い間働いていたことがあり、その後テレサの修道会について資金管理を含めた運営の実態の調査に取り組んでいる。1994年にはイギリスのクリストファー・ヒッチェンズとタリク・アリー (Tariq Ali) という2人のジャーナリストが、チャタジーの仕事をベースにして、イギリスのテレビ局Channel 4でドキュメンタリー番組『地獄の天使』(Hell's Angel) を製作した。 翌年、ヒッチェンズは『宣教師の立場』(The Missionary Position) を出版し、番組で放映された数々の告発をあらためて活字化した。チャタジーも2003年に『最終評決』(The Final Verdict) を出版し、ヒッチェンズの本よりは落ち着いた筆致ではあったものの、やはりテレサの事業について同じような批判を行った。 インドの首相だったインディラ・ガンディーは1975年に非常事態令を発動し、言論の自由を制限して野党や反対派を弾圧したが、その後マザー・テレサは「国民はさらに幸せになった。仕事は増え、ストライキはない」と発言している。こうした是認的なコメントはテレサと国民会議派の友好関係の現れだと受け取られた。これにはインド国外のカトリック系メディアからも批判があった。
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