メディアにおける野球拳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 03:20 UTC 版)
野球拳としては上述した松山本家の野球拳が本来の姿であるが、その後お座敷芸として全国的に広まり、昭和30年代(1955年 - 1964年)にはじゃんけんで負けたら脱衣するというルールが一部に散見された。文化放送のラジオ番組で行ったところ物議を醸し、以後放送自粛となったこともあった。なお、じゃんけんで負けたら脱衣する遊び自体は、「甲子夜話」の1719年頃の記事にも掲載されるなど遊郭では昔からあった。 1969年(昭和44年)には、日本テレビのバラエティ番組『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』にて、負けたら服を脱ぐ罰ゲームとして野球拳が行われ、誤った認識が広まった。また同年の子供向けアニメ『ハクション大魔王』でも脱衣野球拳が描かれ、後年には、じゃんけんをして人間が勝つと画面上の美女が服を脱いでいくといったコンピュータゲーム作品も登場した。 なお2005年(平成17年)8月、かつての番組司会者であったコント55号の萩本欽一が松山まつりに招かれ、野球拳おどりに参加した。萩本は自身の番組について「(野球拳の)先輩に申し訳ないことをした」と四代目家元澤田剛年に謝罪し、一応の和解となった。 またキリンビール一番搾り愛媛づくりのCMにて、三代目家元澤田藤静、四代目澤田剛年らが出演し、本家野球拳について紹介した。
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