メダル獲得の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 08:57 UTC 版)
「世界ジュニア柔道選手権大会」の記事における「メダル獲得の変遷」の解説
日本の男子は1992年までコンスタントに金メダルを獲得していたが、後に全日本女子の監督となる吉村和郎がジュニアの監督になってからは、1994年、1996年と金メダルは獲得できずに終わった。その後再び金メダルをコンスタントに獲得することになるが、吉鷹幸春が監督に就いた2006年、2008年はまたもや金メダルを獲得することができなかった。しかしながら、大迫明伸が新たに監督に就いた2009年には、全8階級の内4階級で金メダルを確保することに成功した。その後も2大会続いて過半数で金メダルを獲得するに至っている。一方女子は、大会が始まった1990年こそ金メダルをとれなかったものの、その後はコンスタントに金メダルを取り続け、特に21世紀に入ってからは圧倒的な強さを示している。2009年には男子と同じく8階級の内4階級で金メダルを獲得しただけではなく、2000年に続いての全階級でのメダル獲得を達成した。この勢いは止どまらず、2011年の大会では前年と同じく各階級で2名がエントリーできたがその権利を行使せず、全階級1名しかエントリーしなかったにも関わらず、実に8階級のうち7階級で金メダルを獲得するまでに至った。男子は2017年までに40個、女子は57個の金メダルを獲得しているが、21世紀に入ってからは男子が24個に対して、女子は実に49個もの金メダルを獲得していることからも、女子の活躍が際立っていることが分かる。ただし、今まで男女ともジュニアでは数多くの金メダルを獲得しているものの、2017年現在、シニアにおいてもチャンピオンになった選手は男子で12名、女子は10名に過ぎないことから、ジュニアで大活躍した選手がシニアでも継続して活躍していけるような状況をつくり出すことが、今後の大いなる課題と言えるかも知れない。
※この「メダル獲得の変遷」の解説は、「世界ジュニア柔道選手権大会」の解説の一部です。
「メダル獲得の変遷」を含む「世界ジュニア柔道選手権大会」の記事については、「世界ジュニア柔道選手権大会」の概要を参照ください。
- メダル獲得の変遷のページへのリンク