ミン・アウン・フライン上級大将との会談
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「丸山市郎」の記事における「ミン・アウン・フライン上級大将との会談」の解説
2018年7月30日、丸山大使はネピドーのバインナウン邸(ビルマ語: ဘုရင့်နောင်ရိပ်သာ、英語: Bayint Naung Guesthouse / Bayintnaung Villa)を訪問してミン・アウン・フライン上級大将と会談。自衛隊とミャンマー国軍の関係強化や、日本のミャンマーに対する経済支援、ラカイン州ブティダウン(ビルマ語版、英語版)・マウンドー地域の問題解決に向けた日本の援助、ミャンマーで起こっている事態を正しく国際社会に伝えるための要件などについて協議した。 2018年8月28日、丸山大使はネピドーのバインナウン邸を訪問して応接室でミン・アウン・フライン上級大将と会談。ラカイン州で発生した問題に関する日本からの支援や、全国停戦協定(ビルマ語版、英語版)(NCA)を受け入れてミャンマー国軍と和睦した地域の開発と支援、日緬関係や自衛隊と国軍の関係の強化などが主な議題となり、この会談には日本大使館の関係者やソー・トゥット(ビルマ語版、英語版)中将ら国軍の将校が同席した。 2019年4月21日、丸山大使はネピドーのバインナウン邸を訪問して応接室でミン・アウン・フライン上級大将と会談。ラカイン州ブティダウン・マウンドー地域で発生した問題に対してミャンマー政府と国軍が尽力している旨を国際場裡で共有できるよう日本が支援すること、ベンガル問題(いわゆる「ロヒンギャ」問題)に関する独立調査委員会(ICOE)を設置することなどについて意見交換が行われ、この会談には日本大使館の関係者やソー・トゥット中将ら国軍の将校が同席した。 2020年3月18日、丸山大使はネピドーのバインナウン邸を訪問して応接室でミン・アウン・フライン上級大将と会談。国には政治と治安の安定が必要不可欠であること、各国がそれぞれの国に適した形で民主主義を実践する必要があること、独立調査委員会(ICOE)の報告に対する取り組み、ミャンマーの内戦終結に向けた国軍の尽力などについて胸襟を開いて話し合われ、この会談には日本大使館の多久島容子一等書記官やイェ・ウィン・ウー中将ら国軍の将校が同席した。 2021年2月1日にミャンマーで事実上のクーデターが遂行された後、丸山大使とミン・アウン・フライン上級大将の間で公式の会談は持たれていないが、2月5日に開かれた記者会見で茂木敏充外務大臣が「日本は国軍を含めミャンマー側にさまざまな意思疎通のルートを持っている。民主的な政治体制が早期に回復されることを国軍に強く求めていく」と述べており、丸山大使がミン・アウン・フライン上級大将と非公式で接触ないし接触を模索していることが示唆された。
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