マーシャルの一般均衡とは? わかりやすく解説

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マーシャルの一般均衡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/29 14:03 UTC 版)

均衡」の記事における「マーシャルの一般均衡」の解説

一般均衡状態を最初に考えたのは、レオン・ワルラスである。これに対してアルフレッド・マーシャルは、3つの時区分とそれに対応する市場広さ違いによる均衡関係を考え現実的市場接近しようとした。第1は最も短期のもので、卸売市場出荷され生鮮食料品需給のように、供給一定で、これに需要曲線交わって価格得られる状態である。これを一時的均衡という。ここで成立する値段高ければ生産者操業度上げて生産量増加させる。すなわち、資本設備一定の下で生産量増減させる。こうした適応によって得られ均衡短期均衡という。短期均衡視点に立つ生産者は、より有利な市場求めて複数卸売市場考察対象入れている。しかしながら、もし短期均衡決まった価格高ければ生産者設備投資行い生産量拡大を図るだろう。このとき生産者は、短期均衡よりもさらに広い視点立って何処地点工場立地させるかを考えるに違いない。こうして資本設備変化考慮入れた条件の下で成立する均衡が、長期均衡である。マーシャル体系は、一時的短期長期の中で、一方均衡他方不均衡を生み、その均衡化への動きが、他方不均衡化を生み、時間空間の中で動く社会考えた

※この「マーシャルの一般均衡」の解説は、「均衡」の解説の一部です。
「マーシャルの一般均衡」を含む「均衡」の記事については、「均衡」の概要を参照ください。

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