マレー作戦中の活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 06:38 UTC 版)
マレー作戦中、第5師団に従軍した大西隊の隊長・大西覚は、従軍中の憲兵隊の活動として下記を挙げている。 1942年1月16日、クアラルンプールで、敵機来襲の後、軍司令部から「華僑が火光信号をして敵機を誘導している疑いがあるから捜査すべし」という命令があり、隊長が一部憲兵を出して捜査。 同月18日、占領後間もないムアル(英語版)に入り、現地で地図や、英軍が残していったガソリン・兵器・弾薬・車両・軍糧を捜索、インド人の投降兵を藤原機関に引渡す。 センガラン(英語版)付近で糧秣監視にあたっていた兵士3名が現地の中国系住民の女性を強姦した事件の捜査 同月24日、センガランから、ジョホール州のスルタンと親交のあるマレー人をシンガポールへスルタンの捜索に潜行させ、敵情を偵察させた。 なお大西は、憲兵の仕事をするにあたり言葉が通じないため、ムアルで日本語話者を探し、3名を得てシンガポールまで同行させたが、できればもっと通訳がほしかった、としている。
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