マルス5号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/21 17:55 UTC 版)
打上げ日時1973年7月25日18:55:48(UTC) 軌道上重量 乾重量:2270kg 燃料込重量:3440kg マルス5号は1974年2月12日15:45(UTC)に火星に到着し、高度32555km、軌道傾斜角35.3°、周期24時間53分の楕円軌道に投入された。惑星の自転とほぼ同期した軌道を回りながら、2台の光学テレビカメラで12枚の接近写真を撮影した。"Vega"カメラはカラーフィルターを備えた52mmのレンズを持ち、"Zulfar"カメラはオレンジのフィルターを備えた350mmの望遠レンズを持つ。画像は220線のモードで伝送され、そのうち選択された画像は880線か1760線の解像度で再伝送された。マルス5号は中継機の加圧状態が失われるまで22周の間、データの収集を行なった。9日間に渡って、5°N、330°Wから20°S、130°Wの範囲のマリネリス峡谷南部の60枚の画像を送信した。
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