マダラカマドウマ
マダラカマドウマ Diestrammena japonica Karny
カマドウマ Diestrammena apicalis Brunner
コノシタウマ Tachycines elegantissima (Griffini)
クラズミウマ Tachycines asynamorus Adelung
最も多い種類はマダラカマドウマで、体長20~25mm、黄褐色に多数の黒色班がまだら状に付き、全体的には暗褐色。
カマドウマは体長約20mm、濃褐色で、まだら模様がない。コノシタウマは体長20~25mm、赤褐色~暗褐色。クラズミウマは体長15~17mm、薄褐色に暗色のまだら模様がある。
夜になると家の中に侵入し、その姿から不気味がられる。水はけの悪い土地に建つ住宅では、大雨の後に多数が室内に侵入して問題となることがある。姿が不気味な以外には、一般には大きな害はあまりない。ただし古い書物や屏風などの和紙を食害することもあり、博物館や資料館などでは文化財の害虫となる。
暗く陰気な場所に多く、湿気がこもる場所を好む。雑食性で、夜に徘徊して昆虫の死体や野菜クズなどを食べる。
マダラカマドウマは野外では洞窟や朽木の中に見られ、民家では床下などに生息し、7月上旬~9月末によく見られる。
カマドウマは関西以南では一年中、卵から成虫まで見られる。コノシタウマは基本的に野外種で、石垣の間などに生息し、成虫は夏に現れ、中齢幼虫で越冬する。クラズミウマは人家の内外で8月上旬~9月下旬に多く見られ、卵および幼虫で越冬する。
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