マウザーMK 30 30mm機関砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 15:20 UTC 版)
マウザーMK 30 30mm機関砲 | |
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車載型のMK 30-2 ABM
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種類 | 機関砲 |
原開発国 | ![]() |
諸元 | |
重量 | 182kg |
全長 | 3,350mm |
銃身長 | 2,460mm |
全高 | 291mm |
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口径 | 30x173mm |
銃砲身 | 82口径長 |
発射速度 | 800発/分 |
初速 | 1,220m/s(APDS) 1,040m/s(HE) |
有効射程 | 3,000m |
マウザーMK 30 30mm機関砲は、ドイツのマウザー社が開発した30mm口径機関砲。当初はマウザー・モデルF 30mm機関砲と称されていたが、現在ではマウザー社がラインメタル・グループに吸収合併されたことから、ラインメタルMK 30 30mm機関砲とも称される。
概要
設計は1984年より開始され、1988年より就役を開始した。ガス圧作動方式で二方向装弾式であることから、複数弾種を速やかに切り替えて使用することができる。使用する弾種は、NATOで標準的な30x173mmで、これは、有名なGAU-8 アヴェンジャーやMk 44 ブッシュマスター IIとも共通のものである。

本機関砲は、主に艦載および車載の用途で使用される。艦載用としては、イタリアのブレーダ・メッカニカ・ブレシャーナ社が開発したコンパクト砲システムに組み込まれて使用されることが多い。ブレーダ社がボフォース 70口径40mm機関砲向けに提供してきたコンパクト砲システムはベストセラーとして知られているが、本機関砲向けのコンパクト砲システムは、この40mm コンパクト砲システムのスケールダウン版というべきものとなっている。
40mm コンパクト砲システムと同様に単装型と連装型が提供されており、弾薬抜きでの砲塔重量は、単装型で1,500-1,980kg、連装型で約3,200kgである。また、連装型を元にしたCIWSとして、シー・コブラ・システムも開発されている。使用する弾種は、徹甲焼夷弾(API)と焼夷榴弾(HEI)が主となる。
車載用としては、ドイツ連邦軍の新しい歩兵戦闘車であるプーマ装甲歩兵戦闘車などに搭載されている。車載用途の場合、発射速度は毎分200発に減格使用される。使用する弾種は、装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)と空中炸裂弾(KETF)が主となる。
搭載プラットフォーム
参考文献
- ATEN (2008年). “Army Guide - MK 30, gun” (HTML) (英語). 2011年2月17日閲覧。
- Matthew Rodchenko (2006年5月21日). “Italy 30 mm/82 (1.2") Compact and Sea Cobra” (HTML) (英語). 2011年2月17日閲覧。
関連項目
- 機関砲
- ラインメタル Rh202 - ラインメタル社が開発した20mm口径の機関砲。
「マウザーMK 30 30mm機関砲」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は30以上の映画に出演した
- 紀元前30年から紀元20年までは50年間です
- 税関を通るのに少なくとも30分は見ておくべきだ
- 午前9時30分に
- 彼は30歳から40歳くらいだ
- 300エーカーの耕地
- 今学期が終わるときにはスミス先生は歴史を30年間教えることになります
- この川は30メートルの幅がある
- もうけは30%近くだった
- 30年ぶりの寒い冬です
- 3時30分のバスはもう来ましたか
- 彼女は秘書として来る日も来る日も30年間勤めた
- 30パーセントの減少
- 交通量によるが,車でそこに行くのにだいたい30分かかる
- この食器戸棚は奥行き30センチです
- オフィスまで車で30分の距離です
- 彼は早くも30歳のころに教授になった
- 今8時30分です
- その写真コンテストには300点もの応募があった
- 大統領の護衛は総計30人に及んだ
固有名詞の分類
機関砲 |
試製二十粍旋回機関砲 Mk 44 ブッシュマスター II マウザーMK 30 30mm機関砲 チェーンガン エリコンKB 25 mm 機関砲 |
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