ポチを題材とした作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 08:49 UTC 版)
「ポチ (北海道犬)」の記事における「ポチを題材とした作品」の解説
作家の綾野まさるはポチにまつわるエピソードに題材を得た『名犬ポチ物語 吹雪にきえた郵便屋さん』という子供向けのドキュメンタリー童話を執筆し、1997年(平成9年)にハート出版から上梓した。 札幌報恩学園には作品を読んだかつての生徒や、以前学園に勤めていた人たちから、ポチについての手紙がたくさん届くようになった。当時学園の園長を務めていたのは、小池の孫にあたる女性だった。女性は(ポチに会ってみたい)と思い、札幌から3時間ほど離れた真狩村を訪ねてポチとの「対面」を果たした。女性は「思っていたより小さかったですが、なんともいえない愛らしい顔で(中略)ああ、ほんとうにポチはいたんだって、胸がじーんとなりました」とその感激を語っていた。 『名犬ポチ物語 吹雪にきえた郵便屋さん』は小池の生い立ちと学園創設までのいきさつや女性とポチとの「対面」などのエピソードを増補した上で、2002年(平成14年)に『郵便犬ポチの一生 吹雪にきえた郵便屋さん』と改題されて同じくハート出版から上梓された。綾野は2009年(平成17年)の『忘れられない名犬たち-6つの真実の物語』( 近代文芸社)でも、ポチを題材に取り上げている。 綾野の著作に先立って、北海道真狩高等学校の生徒たちが「忠犬ポチ」の物語を『局長さんとポチ』という紙芝居に仕立てていた。ポチの「里帰り」を実現させたのは、実は彼らが紙芝居を作り上げたことに始まるものであった。『局長さんとポチ』は地域のおはなし会で使用され続け、子供たちに親しまれている。
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