ポタモガーレとは? わかりやすく解説

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ポタモガーレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/24 03:19 UTC 版)

ポタモガーレ
ポタモガーレ Potamogale velox
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: アフリカトガリネズミ目 Tenrecomorpha
: テンレック科 Tenrecidae
亜科 : ポタモガーレ亜科 Potamogalinae
: ポタモガーレ属 Potamogale
: ポタモガーレ P. velox
学名
Potamogale velox (de Chaillu, 1860)
和名
ポタモガーレ
英名
Giant otter-shrew

ポタモガーレPotamogale velox)は、哺乳綱テンレック目テンレック科ポタモガーレ属の1種。本種のみでポタモガーレ属を形成する。

分布

アンゴラ北部、ガボンカメルーンコンゴ共和国コンゴ民主共和国中央アフリカ共和国、ナイジェリア

形態

体長29–35cm。尾長24.5–29cm。体重0.3–0.4kg。体長はテンレックのほうが大型だが、尾長も含めるとテンレック目最大種。胴体は円筒形。背面は暗褐色、腹面は灰白色の短い密になった体毛と長くて粗い体毛で覆われる。尾は太いうえに長く、先端寄りが側偏し泳ぐのに適している。

吻は扁平で、長い触毛が生える。眼は小型。耳介は小型。鼻孔内には弁があり、これにより潜水中に水が侵入することを防ぐ。四肢は短い。後肢の第2趾と第3趾が癒合する。指趾の間には水掻きはないが、指趾の内側の皮膚が襞状に伸び水掻きの役割をしている。

乳頭の数は脇の下に左右に1つずつある。

生態

標高1800mまでの河川湿地などに生息する。夜行性で、昼間は水辺に掘った巣穴の中で休む。

食性は動物食傾向の強い雑食で、主に甲殻類を食べるが、魚類カエル昆虫類なども食べる。

繁殖形態は胎生で、1回に1-2頭の幼獣を年に2回産む。

人間との関係

開発による生息地の破壊、漁業による混獲などにより生息数は減少している。極めて繊細な動物で飼育下では長く生存できない。

参考文献

外部リンク


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