ボードウォーゲームの父
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/26 22:40 UTC 版)
「チャールズ・ロバーツ」の記事における「ボードウォーゲームの父」の解説
「ウォー・シミュレーションゲーム#歴史」も参照 戦争をテーブルゲームとして楽しむ事は、古くから「将棋」や「チェス」が実現しており、また、19世紀には既にミニチュアゲームや軍隊用の兵棋演習が存在したが、抽象化されすぎていたり、逆にシステムが複雑すぎるものであった。ロバーツは、もっと手軽に実際の戦争をゲームとして再現できるものとして、1952年に、世界最初の商業用ウォーゲームTacticsを開発した。 このゲームのシステムは、現在のボード・ウォーシミュレーションゲームのほとんどに影響を与える画期的なものであり、例えば、ターン制、1ターンに複数の駒を同時に動かせる、盤上のグリッド、地形効果、戦闘結果表、ZOC(支配地域)などの要素がこのゲームによって初めて開発された。 1954年、ロバーツは「アバロン・ゲーム・カンパニー」というガレージメーカーを設立し、Tacticsを販売した。ロバーツの記憶によれば2千セットを完売し、30ドルの黒字か赤字だったという。これにより事業化の見込みがあると判断したロバーツは、本格的にゲーム販売に乗り出す事にした。
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