ペイジと黒魔術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 10:03 UTC 版)
ツェッペリン時代、ペイジは黒魔術へ傾倒していると、しばしば噂された。彼のお気に入りだったとされるアレイスター・クロウリーの遺した言葉が『レッド・ツェッペリン III』のレコードに刻まれていたり、クロウリーの元邸宅を別荘として所有していたなど、状況証拠としてそうだと言えなくはないエピソードはいくつも存在するが、「ファッション的に魔術および魔術的イメージを利用していただけである」との声も少なくない。真偽の程は別にしても、この妖しげなイメージの為か、ロバート・プラントの幼い長男が感染症で亡くなるなど、不幸な事故がツェッペリンの周囲に起こるたびに、バンドに反感を持つ人々は、これは「ツェッペリンのカルマ(業)」の故にだと騒ぎたてた。当時のバンドに対する嫌悪感を示す有名なエピソードに「天国への階段」を逆回転で再生させると悪魔崇拝のメッセージが聴こえるなどと、米国の著名な宗教番組の説法師であったプロテスタント教会の牧師からテレビで非難されてしまったという逸話がある。 本人はこれを、出鱈目でありとんでもないナンセンスだと切り捨てている。また、「天国への階段」の歌詞を作詞したロバート・プラントは黒魔術に傾倒することなどなかったため、雑誌のインタビューなどでこの逸話について問われると今でも大きな不快感を表明する。アトランティックレコードはこの件に関して「当社のレコード盤は一方向にしか回転しない」と答えている。
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