ベルリン回避決定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/02 03:16 UTC 版)
「アルプス国家要塞」の記事における「ベルリン回避決定」の解説
総司令官アイゼンハワー元帥は情報を受け取ると、アメリカ本国の陸軍参謀総長ジョージ・C・マーシャル元帥に具申した。マーシャル参謀総長は「ヴェアヴォルフ」部隊の存在も考慮し、ベルリン到達までに10万人の損害が出ると判定した。3月21日、マーシャル参謀総長は「敵の組織的抵抗地域の組成を防止」することに主眼を置くべきであり、ソ連軍と接触して「友軍相撃」の不祥事を起こさない配慮を求めると電報を送った。アイゼンハワー元帥はこれを「ベルリンに向かわず、国家要塞地帯に向かえ」という指示であると判定し、ベルリン進撃の中止を決定した。 3月28日、アイゼンハワー元帥はベルリン回避をふまえた新たな方針を決定し、ソビエト連邦指導者スターリン、イギリスにいる連合軍副司令官アーサー・テッダー(en)大将、第21軍集団司令部に連絡した。
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