ベルギーを背にして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 01:06 UTC 版)
1958年、アントワーヌ(Antoine Riboud)がリヨンで一世紀近く続いていた大叔父のガラス工場を相続した(Souchon-Neuvesel)。1966年、ノール県の板ガラス会社(Glaces de Boussois)と合併しBSNとなった。1968年、パリバ・ラザード・ABNアムロから支援を受けてサンゴバンにレバレッジド・バイアウトを仕掛けた。ウォールストリート・ジャーナルが「勇者ダビデ(BSN)が巨人ゴリアテ(サンゴバン)に挑む」と書きたてた買収運動であったが、テロリストがアントワーヌのアパートを爆破する事件と、サンゴバン株主の必死な救援とにより、サンゴバンが防衛に成功した。以降BSN は急に水と醸造へ進出した。1970年エビアンとクローネンブルグとヨーロッパビール(Société européenne de brasserie)を買収したのである。1973年BSNはダノンと出会った。GD(Gervais Danone)と合併したのである。一連の経営拡大はキャッシュより証券を利用して行われたので、BSN はオイルショックを耐える力をセーブできた。1973年にはスペインのエバンザ(Ebamsa)を傘下においた。1978-79年にスペインとベルギーの醸造業へ資本参加したが、敷居は高かった。フランス政府の「同伴」で、予めBSN はジェームズ・ゴールドスミス(ジミー)のジェネラル・オクシデンタル(Générale Occidentale)と株式交換し、フランスの食品製造4社を吸収していた。
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