ベイビー・スヌークス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/18 05:07 UTC 版)
「ファニー・ブライス」の記事における「ベイビー・スヌークス」の解説
1930年代から1951年に亡くなるまでファニーはラジオ番組でスヌークスという名前のやんちゃな赤ちゃんを演じた。元々はフォーリーズの寸劇(劇作家モス・ハート(英語版)が共作)で演じたもの。ラジオは1936年、CBSラジオ(英語版)の『The Ziegfeld Follies of the Air』内のコーナーから。赤ちゃんに悩まされる「パパ」ことランスロット・ヒギンス役はアラン・リード(英語版)。1937年12月からNBCの『Good News』で、またCBSに戻って『Maxwell House Coffee Time』(番組の前半はフランク・モーガンのショー、後半はファニーのコント)で演じ続けた。1944年9月、長年コント作家を務めてきたフィリップ・ラップとデイヴィッド・フリードマンに、新たにアーサー・スタンダーとエバレット・フリーマンが加わって、30分番組として一本立ちした。番組は1948年にNBCに移動。番組名は当初番組スポンサーにちなんで『Post Toasties Time』と名付けられたが、『The Baby Snooks Show』に改題。通称『Baby Snooks and Daddy』。ハンリー・スタッフォードがパパ役、リードがその雇い主ウィームッシュ氏を演じるスピンオフ版もある。スタッフォードはパパ役をもっとも長く演じた俳優でもあった。 ファニーが最初にベイビー・スヌークスを演じたのは45歳の時。またラジオ番組であったが、実際に赤ちゃんの衣装を着て芝居をした。他の共演者は、ママ役でLalive Brownell、ロイス・コルベット、アーリーン・ハリス、ジェリー役でダニー・トーマス、ルーイおじさん役でチャンーリー・カンター、ウィーミッシュ氏役でケン・クリスティ。ファニーは伝記作家ノーマン・カトコフにこう語ったことがある。「スヌークスは昔の私、私そっくり、大好きなタイプ。想像力豊かで、ひたむきで、元気いっぱい。いたずらはするけど良い子。悪気はないの。スヌークスが大好き。演じている時は彼女が本当にいるように一生懸命演じているわ。私がスヌークス。20分ばかり、ファニー・ブライスはいないの」。番組のプロデューサー・作家のエバレット・フリーマンは、ファニーはリハーサルが好きでなかったが、本番では我を忘れて役になりきっていたと証言している。「オンエア中、彼女はベイビー・スヌークスだった。さらに、番組終了から一時間経ってもまだベイビー・スヌークスだった。スヌークスの声色は消えていたが、スヌークスの気性、思考、行動はそのままだった」。 ファニー・ブライスとスタッフォードは一度だけテレビでベイビー・スヌークスとパパを演じたことがある。1950年6月のCBCテレビ『Popsicle Parade of Stars』でのことだ。これはファニーの唯一のテレビ出演でもあった。
※この「ベイビー・スヌークス」の解説は、「ファニー・ブライス」の解説の一部です。
「ベイビー・スヌークス」を含む「ファニー・ブライス」の記事については、「ファニー・ブライス」の概要を参照ください。
- ベイビー・スヌークスのページへのリンク