ヘレニズム国家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 20:32 UTC 版)
アケメネス朝の支配は、マケドニア王のアレクサンドロス3世の征服によって終了する。アレクサンドロス3世の軍隊が中央アジアに侵攻してサマルカンド(マラカンダ)を攻め落とした時、抵抗したソグド人の死者は約3万人にのぼったと歴史書にある。ソグド人の将軍スピタメネスの抵抗は激しく、長期間のゲリラ戦に手を焼いたアレクサンドロスは、中心都市の占領のみで矛を収め、将兵にソグド女性との婚姻を奨励するなど住民との融和に努めた。アレクサンドロスの死後は、グレコ・バクトリア王国が成立してソグディアナを支配した。マラカンダを中心とするソグディアナ一帯は周辺の諸民族の乱入による混乱が続くが、その間にソグド人は東西貿易に従事する商人として優れた才能を発揮するようになる。
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