プラグボード規約
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/09 08:51 UTC 版)
暗号書には50ページに各20行の配線が記載され、計1,000通りの配線が指示されていた。 送信日が同じであれば、各国の在外公館は共通の配線規約である。 なお暗号書に印刷された配線をさらに転置処理して使用した。転置規約は運用時期によって異なる。 例として1941年12月6日送信の配線規約を以下に示す。送信月と送信日の数字を合計してそのページを開く(12月6日ならば12+6=18ページ) そのページの最下行から送信日の数字だけさかのぼる(6日なら6行分、なお21 - 31日のときは1 - 11行とする) 選ばれるのは下から6行目になる。SUQDIAKXZVYGMLOJRENFWPTHBC 別途指示された転置鍵を下に書き出す。19,15,07,23,11,02,08,18,03,14,24,25,17,13,22,04,05,26,16,06,1,10,21,12,09,20 鍵の順番に暗号書の配線を並べ替える。 転置処理番号0102030405060708091011121314151617181920212223242526暗号書の配線 S U Q D I A K X Z V Y G M L O J R E N F W P T H B C 当日の転置鍵 19 15 07 23 11 02 08 18 03 14 24 25 17 13 22 04 05 26 16 06 01 10 21 12 09 20 使用する配線 N O K T Y U X E Q L H B R M P D I C J A S V W G Z F
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