ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンとは? わかりやすく解説

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ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC

(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/30 16:48 UTC 版)

ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC
原語表記 Brighton & Hove Albion Football Club
愛称 The Seagullsシーガルズ
The Albionアルビオン
クラブカラー    
   
創設年 1901年
所属リーグ プレミアリーグ
所属ディビジョン 1部(2025-26)
昨季リーグ順位 8位(2024-25
ホームタウン ブライトン・アンド・ホヴ
ホームスタジアム
アメックス・スタジアム
収容人数 30,750[1]
代表者 トニー・ブルーム
監督 ファビアン・ヒュルツェラー
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCBrighton & Hove Albion Football Club ([ˈbrtən ...ˈhv]) )は、イングランドイースト・サセックスにあるブライトン・アンド・ホヴをホームタウンとする、イングランドプロサッカーリーグ(プレミアリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。愛称はシーガルズ(The Seagulls)。

ブライトンにヨーロッパ本部オフィスを置く[2]アメリカン・エキスプレスが、2013-14シーズンからユニフォームの胸スポンサーを務めている。また、スニッカーズが、2015-16シーズンからはユニフォームの袖スポンサーを努めている[要出典]

歴史

1901年に設立され[3]、当初はサザンフットボールリーグに所属した。クラブ創設時より青と白の縦縞のユニフォームを用いている。1910年、当時のフットボールリーグチャンピオンであったアストン・ヴィラを破り、チャリティーシールド(現FAコミュニティ・シールド)を獲得。これはクラブの唯一の国内タイトルである。1920年、フットボールリーグに新設されたサードディビジョンに参加した。

フットボールリーグ時代のトップディビジョンへの在籍経験は1979-80から1982-83シーズンまでの4期のみ。1983年のFAカップでは決勝に進出したが、マンチェスター・ユナイテッドに引き分け再試合の末に敗れ、準優勝となった。

2012-13シーズンにはフットボールリーグ・チャンピオンシップにて4位となり、昇格プレーオフ出場権を得たが準決勝で敗退した。しかし、2016-17シーズンに3試合を残してプレミアリーグ自動昇格の条件である2位以内を決めたことで、35年ぶり、プレミアリーグが創設されてから初めて1部昇格を決めた[4]。2017-18シーズンからプレミアリーグに所属している。

2022-23シーズン、最終節を前に6位以内が確定し、クラブ史上初となるUEFAヨーロッパリーグの出場権を手にした[5]

2023-24シーズンは、MFアレクシス・マック・アリスターリヴァプール)やMFモイセス・カイセドチェルシー)をビッグクラブに引き抜かれ、MFソリー・マーチ、FWエヴァン・ファーガソン、DFペルビス・エストゥピニャン、MFジャック・ヒンシェルウッド、MF三笘薫など、昨季の躍進を支えた主力が長期離脱[6]。最終的に11位に終わり、シーズン限りでのロベルト・デ・ゼルビ監督の退任を発表した[7]

2024年6月15日、ザンクト・パウリで指揮していたファビアン・ヒュルツェラーが監督に就任[8]。なお、ヒュルツェラーはプレミアリーグの監督として史上最年少(31歳、2024年6月現在)で就任した。

ダービーマッチ

最大のライバルはクリスタル・パレスFCである。両者の対戦は、ブライトンと南ロンドンを結ぶ道路から「M23ダービー」「A23ダービー」と呼ばれる[9]

タイトル

国内タイトル

FAコミニュティ・シールド :1910

国際タイトル

  • なし

過去の成績

シーズン リーグ戦 カップ戦 リーグ杯 欧州カップ / その他 最多得点者
ディビジョン 順位 選手 得点数
2004-05 チャンピオンシップ 46 13 12 21 40 65 51 20位 3回戦敗退 1回戦敗退 アダム・ヴァーゴ英語版 8
2005-06 チャンピオンシップ 46 7 17 22 39 71 38 24位 3回戦敗退 1回戦敗退 コリン・カジム=リチャーズ 6
2006-07 フットボールリーグ1 46 14 11 21 49 58 53 18位 3回戦敗退 2回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 準決勝敗退 (S) ジェイク・ロビンソン英語版 12
2007-08 フットボールリーグ1 46 19 12 15 58 50 69 7位 3回戦敗退 1回戦敗退 準決勝敗退 (S) ニッキー・フォースター英語版 19
2008-09 フットボールリーグ1 46 13 13 20 55 70 52 16位 1回戦敗退 3回戦敗退 準決勝敗退 (S) 16
2009-10 フットボールリーグ1 46 15 14 17 56 60 59 13位 4回戦敗退 1回戦敗退 2回戦敗退 (S) 16
2010-11 フットボールリーグ1 46 28 11 7 85 40 95 1位 5回戦敗退 1回戦敗退 1回戦敗退 (S) グレン・マレー 22
2011-12 チャンピオンシップ 46 17 15 14 52 52 66 10位 5回戦敗退 3回戦敗退 アシュリー・バーンズ 14
2012-13 チャンピオンシップ 46 19 18 9 69 43 75 4位 4回戦敗退 1回戦敗退 クレイグ・マッケイル=スミス英語版 11
2013-14 チャンピオンシップ 46 19 15 12 55 40 72 6位 5回戦敗退 1回戦敗退 レオナルド・ウジョア 16
2014-15 チャンピオンシップ 46 10 17 19 44 54 47 20位 4回戦敗退 4回戦敗退 ルイス・ダンク 7
2015-16 チャンピオンシップ 46 24 17 5 72 42 89 3位 3回戦敗退 2回戦敗退 トメル・ヘメド 17
2016-17 チャンピオンシップ 46 28 9 9 74 40 93 2位 4回戦敗退 3回戦敗退 グレン・マレー 23
2017-18 プレミアリーグ 38 9 13 16 34 54 40 15位 6回戦敗退 3回戦敗退 14
2018-19 プレミアリーグ 38 9 9 20 35 60 36 17位 準決勝敗退 2回戦敗退 15
2019-20 プレミアリーグ 38 9 14 15 39 54 41 15位 3回戦敗退 3回戦敗退 ニール・モペイ 10
2020-21 プレミアリーグ 38 9 14 15 40 46 41 16位 5回戦敗退 4回戦敗退 8
2021-22 プレミアリーグ 38 12 15 11 42 44 51 9位 4回戦敗退 4回戦敗退 9
2022-23 プレミアリーグ 38 18 8 12 72 53 62 6位 準決勝敗退 4回戦敗退 アレクシス・マック・アリスター 12
2023-24 プレミアリーグ 38 12 12 14 55 62 48 11位 5回戦敗退 3回戦敗退 ヨーロッパリーグ ベスト16 ジョアン・ペドロ 20

現所属メンバー

プレミアリーグ2024-25 基本フォーメーション(4-2-3-1
2025年2月3日現在

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK バルト・フェルブルッヘン
2 DF タリク・ランプティ () ★
3 DF イゴール
4 DF アダム・ウェブスター
5 DF ルイス・ダンク
6 MF ジェイムズ・ミルナー
7 MF ソリー・マーチ
8 MF ブラヤン・グルダ
9 FW ジョアン・ペドロ
11 FW シモン・アディングラ
14 MF ジョルジニオ・リュテール
16 DF エイラン・キャシン
17 FW ヤンクバ・ミンテ
18 FW ダニー・ウェルベック () ★
20 MF カルロス・バレバ
No. Pos. 選手名
22 MF 三笘薫
23 GK ジェイソン・スティール
24 DF フェルディ・カドゥオール
25 MF ディエゴ・ゴメス
26 MF ヤシン・アヤリ () ()
27 MF マッツ・ウィーファー
29 DF ヤン・ポール・ファン・ヘッケ
30 DF ペルビス・エストゥピニャン ()
33 MF マット・オライリー ()
34 DF ジョエル・フェルトマン
37 GK トム・マッギル
39 GK カール・ラッシュワース
41 MF ジャック・ヒンシェルウッド
45 FW アドリアン・マジル

※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、★はホーム・グロウン選手、☆は21歳以下の選手を示す。

リザーブチーム

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
No. Pos. 選手名

ローン移籍選手

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- GK キエル・スヘルペン (SKシュトゥルム・グラーツ)
-- GK ジェームズ・ビードル (シェフィールド・ウェンズデイFC)
-- DF アレックス・コクラン (ハーツ)
-- MF スティーブン・アルザテ (スタンダール・リエージュ) ()
-- MF アンドリュー・モラン (ストーク・シティFC)
-- MF ジェンセン・ウィアー (ウィガン・アスレティックFC)
-- MF カツペル・コズウォフスキ (SBVフィテッセ)
-- MF テディ・ジェンクス (クローリー・タウンFC)
-- MF マフムド・ダフード (アイントラハト・フランクフルト)
-- MF サミー・シュシャン (ノーサンプトン・タウンFC)
-- MF マリック・ジュニオール・ヤルコウエ (SKシュトゥルム・グラーツ)
No. Pos. 選手名
-- MF バレンティン・バルコ (RCストラスブール)
-- FW ジェレミー・サルミエント (バーンリー)
-- FW デニズ・ウンダフ (VfBシュトゥットガルト)
-- FW ルカ・バリントン (グリムズビー・タウンFC)
-- FW アブダラ・シマ (スタッド・ブレスト29)
-- FW ベニチオ・ベイカー=ボアテイ (ポート・ヴェイルFC)
-- FW アマリオ・コジア=デュベリー (ブラックバーン・ローヴァーズFC)
-- FW ファクンド・ブオナノッテ (レスター・シティFC)
-- FW イブラヒム・オスマン (フェイエノールト)
-- FW マーク・オマホニー (ポーツマスFC)
-- FW フリオ・エンシソ (イプスウィッチ・タウンFC)
-- FW エヴァン・ファーガソン (ウェストハム・ユナイテッドFC)

歴代監督

20世紀

  • ジャック・ジョンストン 1901-1905
  • フランク・スコット=ワトフォード 1905-1908
  • ジャック・ロビンソン 1908-1914
  • チャールズ・ウェブ 1919-1947
  • トミー・クック 1947
  • ドン・ウェルシュ 1947-1951
  • ビリー・レーン 1951-1961
  • ジョージ・カーティス 1961-1963
  • アーチー・マコーレー 1963-1968
  • フレッド・ゴールドウィン 1968-1970
  • パット・サワード 1970-1973
  • ブライアン・クラフ 1973-1974
  • ピーター・トーマス・テイラー 1974-1976
  • アラン・マレリー 1976-1981
  • マイク・ベイリー 1981-1982
  • ジミー・メーリア 1982-1983
  • クリス・キャットリン 1983-1986
  • アラン・マレリー 1986-1987
  • ビリー・ルロイド 1987-1993
  • リアム・ブレイディ 1993-1995
  • ジミー・ケース 1995-1996
  • スティーブ・グリット 1996-1998
  • ブライアン・ホートン 1998-1999
  • ジェフ・ウッド 1999
  • マイキー・アダムズ 1999-2001

21世紀

歴代所属選手

20世紀

21世紀

脚注

  1. ^ Brighton ground at capacity – Barber”. BBC (2014年3月21日). 2019年2月5日閲覧。
  2. ^ First views of new Brighton HQ for American Express The Argus
  3. ^ “日本代表・三笘薫 ブライトン復帰 念願のプレミアでのプレーに喜び「夢のようだ」”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2022年7月8日). https://www.daily.co.jp/soccer/2022/07/08/0015450602.shtml 2022年12月24日閲覧。 
  4. ^ 英2部ブライトンがプレミアリーグ昇格へ…リーグ最少失点誇る - サッカーキング、2017年4月18日
  5. ^ クラブ史上初のEL出場ブライトン、快進撃をオーナー称賛 三笘らの引き抜きは「失ったとしてもあらゆるレベルで競争できる」”. FOOTBALL ZONE (2023年5月26日). 2023年5月26日閲覧。
  6. ^ ブライトンがプレミア中位低迷の訳 攻撃力低下の要因を英指摘「最大の損失は三笘」”. FOOTBALL ZONE (2024年5月5日). 2024年5月30日閲覧。
  7. ^ 「三笘薫のケガがブライトン低迷のカギに」英メディアが指摘、残すリーグ屈指のスタッツとは? | Goal.com 日本”. www.goal.com (2024年5月19日). 2024年5月30日閲覧。
  8. ^ Inc, SEESAW GAME (2024年6月16日). “プレミア史上最年少指揮官が誕生! ブライトンが“31歳”ヒュルツェラー氏の監督就任を発表”. サッカーキング. 2024年6月15日閲覧。
  9. ^ 強烈なライバル関係にあるパレスとブライトン。“M23ダービー”で鎌田と三笘の日本人対決が実現か。英国人記者が見た「いかに嫌いなのかが伝わってきた」光景とは?【現地発】 | サッカーダイジェストWeb”. www.soccerdigestweb.com. 2024年12月6日閲覧。

外部リンク

公式
ニュース
その他



ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 16:24 UTC 版)

ブライアン・クラフ」の記事における「ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン」の解説

クラフ自身忠誠を誓うテイラースタッフ連れて3部所属するブライトン & ホーヴ・アルビオンの監督就任したが、指揮を執った32試合12勝しか挙げられず、19位でシーズン終了した

※この「ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン」の解説は、「ブライアン・クラフ」の解説の一部です。
「ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン」を含む「ブライアン・クラフ」の記事については、「ブライアン・クラフ」の概要を参照ください。

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