ブナ原生林
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/21 02:38 UTC 版)
岳岱では、ブナの幼木から成木に至る生育過程が観察でき、なかには樹齢400年を超えるといわれる老木も見られる。時期によってはモリアオガエル池と呼ばれる小さな水たまりでクロサンショウウオを見ることもできる。林内にある多目的展示施設では、白神山地や岳岱の自然を紹介しており、休憩所として利用することもできる。ベンチや一部車椅子でも利用可能なウッドチップのバリアフリー遊歩道も整備されており、小さな子どもから年配の方まで、誰でもブナ原生林の散策ができるようになっている。遊歩道の最深部には白神の恵みと言われる超軟水の湧き水がある。雨の日はブナの樹幹流が見られる。この台地一帯には、藤里駒ヶ岳の噴火によると考えられる大きな岩が至る所に見られる。その岩は、苔や地衣類などに覆われ、その上に、長い年月を経て岩石を抱きかかえるほどに成長したブナの大木が随所に見られる。 岳岱風景林(昭和48年指定)の碑文・・・森の中に居座る大岩の碑には、次のように記されている。「岳岱風景林 黄金の光のごとく こぼれいる ブナの木立の 新緑を拾う」
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