ブドウに対する処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 09:07 UTC 版)
種無しブドウを生産するために行う。具体的には、粉末状のジベレリン A3 を必要量水に溶かしジベレリン水溶液を作る。それをカップ状の容器に入れ、ブドウの房をカップの中の水溶液に浸漬する。この処理はブドウの房ひとつひとつに対して手作業で行わなければならず、かなり手間のかかる作業である。なお、ジベレリン自体は無色透明であるので、このままであると処理済み果実との判別が出来なくなるので食紅等で溶液は着色させている。着色させることにより処理した果実には色が付き、処理済みか否か判別できる。また、ブドウの品種毎に開花からの日数で処理すべき最適な日数は異なり、仮に最適日が雨でも浸漬作業は行われる。品種により感受性が異なることから、種無し化されやすい品種(デラウエアなど)と種無し化されにくい品種(巨峰など)がある。
※この「ブドウに対する処理」の解説は、「ジベレリン」の解説の一部です。
「ブドウに対する処理」を含む「ジベレリン」の記事については、「ジベレリン」の概要を参照ください。
- ブドウに対する処理のページへのリンク