フロンティアでのデジモン・デジタルワールド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 00:40 UTC 版)
「デジモンフロンティア」の記事における「フロンティアでのデジモン・デジタルワールド」の解説
今作のデジタルワールドは前作『テイマーズ』のSF要素やレトロフューチャーの強いものから一転、視聴者により分かりやすい世界観が用意され、シリーズ中最もファンタジー要素の強いものとなっている。 古代にヒューマンデジモンとビーストデジモンの争いが続き、その世界をルーチェモンが平和裏に統治した。しかしルーチェモンは豹変し、徐々に独裁的になり、古代の十闘士との戦いを経てダークエリアに封印された。その後、デジタルワールドは十闘士のスピリットを持つ三大天使により統治された。 地球のように球体をしており、この世界を構成する属性別にそれぞれ10のエリアと中心にダークエリアが存在する。土地を覆うようにトレイルモンのレールが世界中に敷かれていて、土地のデータがスキャンされてもレールだけは残る。 デジモンもデジタルワールドも全てバーコードのようなデジコードで構成されており(トレイルモンのレール以外)、地形や建物を破壊すると、デジコードとなって吸収されて消滅するが、データを元に戻せばその土地は再生する。デジモンは倒されるとデジコードを相手に吸収され、自身はデジタマに戻り、別の時代・別の場所で再生する。デジコードが出現しないのはそのデジモン(あるいは人間)が本体から作り出された分身、または魂だけの存在ということになる。 人間界とデジタルワールドの間には(誰が作ったのかは不明だが)両世界を繋ぐターミナルが存在しており、(オファニモンなどの特殊なデジモンの導きが必要かもしれないが)人間はここからデジタルワールドに行くことができる。だがデジモンは人間界に現れると、歪みが生じて世界が崩壊する恐れがあるので人間界に赴くことは不可能とされている。にもかかわらず、人間界とデジタルワールドを繋ぐターミナルの存在や、ルーチェモンなどの人間界に赴こうとするデジモン達の行動など、いささか矛盾点も多い。またこのターミナルはルーチェモンとの最終決戦時に崩壊してしまい、拓也達が人間界に帰還したのを最後に人間界とデジタルワールドの接点は失われたが、7話でトイアグモン達がターミナルを使わずに人間界に侵攻しようとした例や輝一の例などがあり、他にも両世界の接点が存在する。
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