フサザクラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 21:21 UTC 版)
フザザクラ(房桜、学名:Euptelea polyandra)は、フサザクラ科フサザクラ属の落葉高木。別名、タニザワともよばれる。和名フサザクラの由来は、短枝に花が房状につくのでこの名がついたと言われるが、サクラとは別のなかまである。日本の本州、四国、九州に分布し、山地の谷沿いなどの湿気の多いところに自生する。樹高は15メートルほどになる。花期は3 - 4月。葉より先に暗紅色の花をつける。花の形は独特で、花弁も萼もなく、多数の雄蕊と雌蕊からなり垂れ下がる。雄蕊の葯は長さ6 - 7ミリメートルで、暗紅色でよく目立つ。葉は互生し、長さ6 - 12センチメートルの広卵形で先端が尖り、葉縁に鋸歯がある。果期は9 - 11月。果実は翼果で、偏平な翼状で多数つき、風で飛ばされて飛散する。
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