フサタヌキモとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 生物 > 植物名 > フサタヌキモの意味・解説 

房狸藻

読み方:フサタヌキモ(fusatanukimo)

タヌキモ科漂流多年草

学名 Utricularia dimorphantha


フサタヌキモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/04/10 16:24 UTC 版)

フサタヌキモ
フサタヌキモ
保全状態評価
絶滅危惧IB類(EN)環境省レッドリスト
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
以下の分類はクロンキスト体系による
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: ゴマノハグサ目 Scrophulariales
: タヌキモ科 Lentibulariaceae
: タヌキモ属 Utricularia
: フサタヌキモ U. dimorphantha
学名
Utricularia dimorphantha
Makino
和名
フサタヌキモ

フサタヌキモ(Utricularia dimorphantha)は、タヌキモ科タヌキモ属植物。浮葉性の水草で、湖沼ため池に生育する。

目次

分布

日本固有種[1]。現存する生育地は数箇所しかなく[2]、絶滅の危機に瀕している。

形態、生態

多年草は30-80cm、葉は線形で長さ2-6cm、まばらに分枝する[1]。他のタヌキモ類に比べて、捕虫嚢はほとんどつけない[3]

開放花と閉鎖花をつけ、開放花の花期は7-8月、花弁は黄色で3-5個つける[1]。閉鎖花は球形で、花期は6-9月、直径1-2mmで、自家受粉によって種子を形成する[1]

利用

アクアリウムで利用されることがある。タヌキモ類は食虫植物としても人気が高く、希少な本種は高値で取引されているといわれる[3]

脚注

  1. ^ a b c d 角野康郎 『日本水草図鑑』 文一総合出版、1994年。 p.152
  2. ^ 「愛知県維管束植物レッドリスト」(2009年)p.57
  3. ^ a b 神戸市立教育研究所(1985)「神戸の水生植物」(神戸の自然14)

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フサタヌキモ」の関連用語

フサタヌキモのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フサタヌキモのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフサタヌキモ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS