フサゴカイ科とは? わかりやすく解説

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フサゴカイ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2008/10/05 06:06 UTC 版)

フサゴカイ科
ガンゼキフサゴカイ
Lanice conchilega
分類
: 動物界 Animalia
: 環形動物門 Annelida
: 多毛綱 Polychaeta
: フサゴカイ目 Terebellida
: フサゴカイ科 Terebellidae
ガンゼキフサゴカイの棲管
オランダワッデン海

フサゴカイ科 (Terebellidae) は、多毛類フサゴカイ目に属する分類群。これに属するゴカイは、以下のような特徴をもつ。

体はほぼ円柱形で、前は幅広く、後ろに向かって細くなる。体は柔らかくて、多数の体節からなる。口前葉と口節が癒合して頭部を形成する。ここにある触手葉からは多数の細長い口触手をもつ。触手には溝があってここに繊毛があり、摂食に与かる。胴体は太い胸部と細い腹部に分かれ、各節に疣足があるが、目立たない。胸部の幾節かは疣足を欠く。

自由に移動する能力はあるが、ある程度以上しっかりした棲管を作り、その中で生活する。


潮間帯から深海まで生息し、約60属400種が知られる。日本近海の浅海域には以下のような属が知られる。

  • Anphitrite
  • Terebella
  • Loimiaチンチロフサゴカイ
  • Pista
  • Nicolea
  • Lanice
  • Eupolynnia
  • Reteterebella
  • Streblosoma
  • Thelepus:ニッポンフサゴカイ
  • Lysilla

参考文献

  • 西村三郎編著(1992)『原色検索日本海岸動物図鑑』保育社

「フサゴカイ科」の例文・使い方・用例・文例

  • フサゴカイ科の標準
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