野狸藻
ノタヌキモ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/24 14:30 UTC 版)
ノタヌキモ | ||||||||||||||||||||||||
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ノタヌキモ
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Utricularia aurea Lour. |
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シノニム | ||||||||||||||||||||||||
Utricularia pilosa |
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和名 | ||||||||||||||||||||||||
ノタヌキモ |
ノタヌキモ(Utricularia aurea)は、タヌキモ科タヌキモ属の植物。浮葉性の水草で、湖沼やため池に生育する。
分布
東アジア、インド、オーストラリアに分布[1]。日本(本州の関東・中部以西、四国、九州に分布[2])では数が減少しており、絶滅危惧種に指定されている。
形態、生態
一年生、または多年生の水草[1]。茎から3本の枝が伸びて葉をつけ、立体的に枝分かれする[1][3]。茎は盛んに分枝し、茎の全長は1.5mにもなる[1]。茎には捕虫嚢をもち、水中のミジンコなどを捕らえて栄養としている。
花期は7-10月、水面に突き出した花茎から淡黄色の花を3-11個つける[1]。果実は4-5mmで、自家受粉によって種子を形成する[1]。越冬芽はつけない[3]が、亜熱帯などでは越冬して多年草となることもある[1]。
利用
アクアリウムで利用されることがある。
脚注
- ^ a b c d e f g 角野康郎『日本水草図鑑』文一総合出版、1994年。 p.149
- ^ “ノタヌキモ|京都府レッドデータブック2015”. www.pref.kyoto.jp. 2025年7月24日閲覧。
- ^ a b 神戸市立教育研究所(1985)「神戸の水生植物」(神戸の自然14)
関連項目
固有名詞の分類
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