ふさざくら (房桜)








●フサザクラ科は世界に1属3種、日本には1属1種が分布するだけです。「さくら」という名前がありますが、「さくら」の仲間ではなく、原始的な植物のひとつです。わが国では、本州の宮城・秋田県以南から、四国および九州の中北部に分布しています。湿り気のある沢沿いに生え、群落を形成しています。長い柄のある葉は互生し、大きい卵形から円形で、先端が尻尾のように伸びています。3月から4月ごろ、葉に先立って暗紫色の花を咲かせます。花には花弁や萼がなく、多数の雄しべが垂れ下がるだけです。暗紫色なのは葯です。
●フサザクラ科フサザクラ属の落葉高木で、学名は Eupteleapolyandra。英名はありません。
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