フェードル・ノ・デローネイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 07:39 UTC 版)
「クシエルの遺産」の記事における「フェードル・ノ・デローネイ」の解説
フェードル三部作を通じた主人公であり、苦痛を快楽と転じ、受けた傷をあとかたなく癒すアングィセットと呼ばれる能力の持ち主。たぐいまれな美貌であるが、左目に“クシエルの矢”と呼ばれる赤い染みがある。下級貴族の父と神娼の母の間に生まれ、幼くして花館の奉公に売られる。アナフィール・デローネイに引き取られ、養女となって快楽と諜報の技を学び、外国語の達人となる。メリザンド・シャーリゼおよびイシドール・デーグルモールの裏切りを暴き、スカルディアの侵略を阻止する。イサンドル・ド・クールセルの信頼を得てその寵臣となり、アナフィールの領地モントレーヴを継いで女伯爵となる。その後もメリザンドとベネディクト・ド・ラ・クールセルのイサンドル暗殺の陰謀を阻止し、パーシィ・ド・サマヴィーユの王都エルーア攻略の企みを失敗に導くことに尽力する。10年後、メリザンドの依頼を受けて、失踪したベネディクトとの息子イムリエル・ド・ラ・クールセルを探索してドルージャン後宮から救出し、自らの養子とする。引き換えにメリザンドから得た手がかりをもとにサバに赴いて唯一の神の御名を手に入れて堕天使ラハブを祓い、幼馴染の友ヒアシンスを呪いから解放する。
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