フェリーなにわとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > フェリーなにわの意味・解説 

フェリーなにわ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/12 08:13 UTC 版)

フェリーなにわ
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本
所有者 大阪高知特急フェリー
運用者 大阪高知特急フェリー
建造所 幸陽船渠(第603番船)
姉妹船 フェリーかつら
航行区域 沿海
信号符字 JRWM[1]
IMO番号 7203637
改名 VIGNESSWARA(1990–1995)
DIGNITY(1995-1998)
IGNIS(1998–1999)
IONIS(1999-2014)
HORIZON(2014-)
経歴
起工 1971年6月
進水 1971年8月
竣工 1971年12月
就航 1971年12月
運航終了 1990年
現況 地中海で運航中
要目
総トン数 4,714.52 トン[1]
全長 120.80 m[1]
登録長 114.83 m[1]
垂線間長 112.00 m[1]
20.40 m
型幅 20.40 m[1]
型深さ 6.80 m[1]
喫水 3.957 m[1]
満載喫水 4.97 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 新潟鉄工 6MMG31EZ 4基[1]
推進器 2軸
出力 8,000 PS
最大速力 19.27ノット[1]
航海速力 17.28ノット[1]
航続距離 2,700海里[1]
旅客定員 818名[1]
乗組員 28名[1]
車両搭載数 8トントラック60台、乗用車80台
テンプレートを表示

フェリーなにわは、大阪高知特急フェリーが運航していたフェリー

概要

大阪高知フェリーのフェリー化第二船として幸陽船渠で建造され、1971年12月に就航し、在来客船を置き換えた[2]1972年8月、大阪高知フェリーは土佐特急フェリーと合併して大阪高知特急フェリーが発足、フェリーかつらとともに同社に継承される。

1990年ニューとさの就航により引退した。

その後、海外売船され、パナマのGreenseas Shipping Co. Ltd.でVIGNESSWARAとなった。 1995年ジャマイカのSunbeam Navigationに売却され、DIGNITYとなった。 1996年、Tyme Navigationに売却された後、European Seawaysに傭船され、ブリンディジ - イグメニツァ - チェシュメ航路で運航された。

1998年リビアGNMTC英語版に傭船され、マルタバレッタとリビアを結ぶ航路で運航された。 1998年パナマのRoussan Shippingに売却され、IGNISとなった。 1999年、 Ionisus Maritimeに売却され、IONISとなり、European Seawaysに傭船されブリンディジ - ケルキラ - イグメニツァ航路で運航された。 2001年、Ventouris Ferriesに傭船され、バーリ - ドゥラス航路で運航された。

その後、HORIZONとなり、イグメニツァ - ケルキラ - バーリ航路、ケファロニア - ザキントス航路で夏期に運航されている。

就航航路

大阪高知特急フェリー(1971年 - 1990年)

フェリーかつらと本船の2隻で通常は夜行便1往復を運航した。繁忙期は臨時便として昼行便1往復が追加運航された。

設計

船体は4層構造で、上部からA - Dデッキと呼称されており、Aデッキは操舵室および乗組員区画、Bデッキは旅客区画および乗組員区画、Cデッキは前方が旅客区画、後方が乗用車搭載区画、Dデッキが大型車搭載区画となっていた。DデッキとCデッキは、左舷側に設置されたスロープで連絡されていた。船橋は船体幅の3分の1程度の幅しかなく、大型のフェリーとしては幅が狭いのが外観上の特徴であった。

船内

船室

  • 特等室(4名×2室)
  • 一等室(68名)
  • 特二等室(200名)
  • 二等室(442名)
  • ドライバー室(106名)

設備

  • 案内所
  • 上等級用ラウンジ
  • 売店
  • 自動販売機
  • 浴室

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 日本船舶明細書 1983 (日本海運集会所 1982)
  2. ^ 『旅客船 : 機関誌』(94),日本旅客船協会,1972-02. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2810977 (参照 2023-04-12)

外部リンク


フェリーなにわ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 14:18 UTC 版)

大阪高知特急フェリー」の記事における「フェリーなにわ」の解説

1971年12月就航。4,714総トン全長120.80m、幅20.40m、最大速力19.5ノット

※この「フェリーなにわ」の解説は、「大阪高知特急フェリー」の解説の一部です。
「フェリーなにわ」を含む「大阪高知特急フェリー」の記事については、「大阪高知特急フェリー」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「フェリーなにわ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フェリーなにわ」の関連用語

フェリーなにわのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フェリーなにわのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフェリーなにわ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの大阪高知特急フェリー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS